今回は、ヨウ素について書かせて頂きたいと思います。
ヨウ素は、喉にある甲状腺に多く存在し甲状腺ホルモンの構成成分として重要な役割を担っています。
甲状腺ホルモンは基礎代謝に関わり、胎児・乳幼児の発育に欠かせないホルモンです。
ヨウ素の働き
甲状腺ホルモンの材料になるヨウ素は、体内の代謝・成長に関わっています。
甲状腺ホルモンは、細胞の活動を高めて骨形成やたんぱく質の合成を増加させ交感神経の働きを活発にします。
また、皮膚や髪や爪を常に健康な状態に保ち、脳や知能の発達を助けます。
その為、甲状腺ホルモンの材料になるヨウ素は、乳幼児や成長期の子どもにとって特に必要なミネラルです。
過剰による病気や症状
体内のヨウ素が過剰になると甲状腺機能に異常が生じます。
甲状腺ホルモンが多いバセドウ病や、甲状腺ホルモンが少ない橋本病などを引き起こす可能性があります。
甲状腺ホルモンが多い時と少ない時の症状
・倦怠感
・甲状腺が腫れる
・脱毛
そのほか甲状腺ホルモンが多い時に現れる症状
・息切れ・異常に多い汗・手足が震える・イライラ・かゆみ・口が渇く・不眠・微熱など
そのほか甲状腺ホルモンが少ない時に現れる症状
・むくみ・体重が増える・気力が無い・声がかれる・眠い・物忘れしやすい・筋力低下など
いくつか当てはまる方は、病院で診てもらう必要性があります。
欠乏による病気や症状
欠乏による症状は過剰による症状と同じで、甲状腺機能に異常が生じます。
妊娠中のヨウ素欠乏は、胎児の脳や身体の発達が遅れることがあります。
ヨウ素を多く含む食品
・昆布、わかめ、焼きのり、寒天、ひじき
・たら、いわし、かつお、あじ、鮭、はまぐり
・鶏肉
・卵黄
毛髪検査で体内のヨウ素量を知る
毛髪ミネラル検査では、体内にあるミネラルのヨウ素や鉄量などを測定します。
また、有害金属のヒ素や水銀などの量も知る事ができる検査です。
らべるびい予防医学研究所によるヨウ素の基準
良好範囲→ 71.0~626ppb
※測定値(ppb)→ 毛髪1gに10億分の1gのミネラルが含まれていることを示します。
私の体内のヨウ素量は次の通りです。
・1回目(2016年) 113ppb
・2回目(2017年) 93.8ppb
・3回目(2018年) 81.8ppb
この様に良好範囲でした。
検査表の「良好範囲」の前後には「要注意」というのがあります。
更に要注意の範囲を超えると「基準値以上」もしくは「基準値以下」ということになってしまい、身体に何らかの症状が起こる可能性があります。
また、ミネラルは他のミネラルとのバランスが大事ですので良好範囲でもバランスが悪ければ、
疲労感・免疫機能の乱れ・消化吸収力の低下・冷え性などの症状を引き起こします。
同送された栄養素アドバイス表の「推奨ミネラル」のところにはヨウ素と記載されていました。
「推奨ミネラル」には、ミネラルバランスを整えるために積極的な摂取が望まれるミネラルが記載されます。
私の体内のヨウ素量は、年々減っていて今年は要注意に近づく結果となりました。
バランスもよくないと思いますが、単純に不足気味だと思います。
ヨウ素は、海藻類に多く含まれています。
毎日わかめを食べていますが足りていない様です・・・。
ヨウ素の含有量が特に多い昆布やひじきを食べる様にしなくてはなりません。
このまま減り続ければ、甲状腺機能の異常による病気を引き起こしてしまいます。
一応、良好範囲だからか今の所は甲状腺機能異常による症状は無いと思います。
ただ甲状腺機能異常は、・イライラ・かゆみ・口が渇く・不眠・微熱・むくみ・体重が増える・気力が無い・眠い・物忘れしやすい・筋力低下などわかりにくい症状も多いので注意しなければなりません。
いかがでしたでしょうか。
ヨウ素は、甲状腺ホルモンの材料になります。
甲状腺ホルモンは、皮膚や髪を常に健康な状態に保ち、脳や知能の発達を助けます。
体内のヨウ素が過剰になったり欠乏すると甲状腺機能に異常が生じ、倦怠感や脱毛などの症状を引き起こすこともあります。
定期的に、第一次予防の毛髪ミネラル検査を受けることにより、早め早めに病気を予防することができるようになります。
ありがとうございました。
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