今回は、有害金属のベリリウムについて書かせていただきたいと思います。
過去には、ベリリウムを取扱う作業場や製造所などで「ベリリウム症」と呼ばれる肺疾患が発生したと言われており毒性の高い物質です。
ベリリウムは、平成11年に改正された「大気汚染防止法」において、低濃度でも長期的暴露により健康影響が生じる恐れのある有害大気汚染物質として指定されました。
ベリリウムは丈夫さと軽量性から純粋な形態または合金で、様々な電子機器や機械部品に広く用いられています。
汚染源となり得るもの
- 大気汚染
- 電子機器
※通常の生活をしている人は、電子機器から暴露することはありません。
工場で電子機器の部品を作成などしている人は作業暴露が考えられます。
過剰蓄積による病気や症状
- 呼吸器障害
- 皮膚障害
- 発がんの恐れ
- DNAの複製阻害の可能性
毛髪検査で体内のベリリウム量を知る
毛髪ミネラル検査では、体内にある有害金属のベリリウムやアルミニウムなどを測定します。
必須ミネラルのマグネシウムやカルシウム量なども知る事ができる検査です。
らべるびい予防医学研究所によるベリリウムの基準
良好範囲→ 0.94ppb以下
※測定値(ppb)→ 毛髪1gに10億分の1gのミネラルが含まれていることを示します。
私の体内のベリリウム量は次の通りです。
- 1回目(2016年) 0.07ppb以下
- 2回目(2017年) 0.07ppb以下
- 3回目(2018年) 0.11ppb
この様に良好範囲でした。
有害金属の検査表には「良好範囲」「要注意」「基準以上」があります。
要注意に近づいて来たら何らかの症状を引き起こす可能性があります。
また有害金属は身体に有害とされていますので、良好範囲のど真ん中に位置しても、病気を引き起こすことがあるかもしれませんので体内にある時点で安心はできません。
私の体内のベリリウムは、1回目と2回目の検査では0.07ppb以下でしたが今年は0.11ppbでした。
0.07ppbの時は検査表の棒グラフの棒が殆ど無かったので、今年急激に棒が伸びていて驚きました(>_<)
電子機器の部品を扱う仕事はしていないため、大気汚染が原因で増えた様です。
一時的にすごい空気の悪い場所にいたことがあったか?覚えていません。
いつもマスクをするようにしているのですが。
ベリリウムについては、解毒・排出する栄養成分が何なのかまだ分かっていない様なのです。
半年後の検査で少しでも減っているといいです。
で、増え続けるわけではないという事を確認して安心したいです(>_<)
ベリリウムは、電子機器や大気汚染により体内に蓄積してしまう可能性のある有害金属です。
過剰蓄積すると、発がんの恐れや皮膚障害などを引き起こす可能性があります。
ベリリウムは地域などによっても蓄積具合が違うそうで、また私の様に急に増えることもあります。
定期的に毛髪ミネラル検査で体内の状態を把握することは、健康の維持に大切ではないでしょうか。
ありがとうございました。
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