カリウムは、生体内で3番目に多い必須ミネラルでナトリウムの排泄を促し、また体の水分バランスを保つ役割があります。
今回は、そのカリウムについて書かせて頂きたいと思います。
カリウムの働き
カリウムは、小腸で吸収された後全身の組織に運ばれ大部分が細胞内に取り込まれます。
ナトリウムによって血圧が上がると、ナトリウムを排泄して血圧を正常に保ちます。
また、神経伝達・筋肉収縮・ホルモンの分泌にも関わっています。
過剰による病気や症状
カリウムは一般的に過剰症になることはまれだそうです。
健康な人の通常の食生活であれば余分なカリウムは、尿や汗として排泄されるため。
腎臓病の場合は、摂り過ぎたカリウムが正常に排泄されずに蓄積され高カリウム血症を引き起こします。
腎臓病や腎臓の機能に障害がある場合は、カリウムの補給を慎重に行わなければなりません。
欠乏による病気や症状
カリウムが不足すると、ナトリウムとのバランス調整がうまくできなくなりむくみを引き起こします。
筋肉のけいれんや運動能力の低下を引き起こす場合もあります。
また、下痢や嘔吐により体内のカリウムが失われ脱力感や食欲不振・不整脈などを起こしやすくなります。
様々な食品に含まれているカリウムですが、水溶性ですので煮汁を捨てれば摂取できません。
その為、蒸したり生で食べたり、お味噌汁やスープにすることで効率よく摂取できます。
また、塩分の多い食生活ですと体内調整のためにカリウムが使われ、カリウムが不足してしまう事があるので塩分の摂り過ぎには気を付けなければなりません。
カリウムを多く含む食品
- 里芋
- バナナ、アボカド
- ほうれん草、モロヘイヤ、ニラ
- たけのこ
- 小豆、大豆
- 玄米、そば、小麦胚芽
- 豚ヒレ肉、牛ヒレ肉
- 鶏肉
- かつお、さわら、かんぱち
- 岩のり(煮干し)、わかめ、焼きのり、刻み昆布
- エリンギ、ぶなしめじ
- アーモンド、落花生
上記は、特に多く含む食品です。
カリウムは、様々な野菜や果物などに含まれています。
毛髪検査で体内のカリウム量を知る
毛髪ミネラル検査では、体内にあるミネラルのカリウムやマグネシウム量などを測定します。
また、有害金属の鉛やアルミニウムなどの量も知る事ができる検査です。
らべるびい予防医学研究所によるカリウムの基準
良好範囲→ 1971~23584ppb
※測定値(ppb)→ 毛髪1gに10億分の1gのミネラルが含まれていることを示します。
私の体内のカリウム量は次の通りです。
・1回目(2016年) 8720ppb
・2回目(2017年) 12210ppb
・3回目(2018年) 92730ppb
この様に1回目と2回目が良好範囲で、3回目が大変な数字になりました(>_<)
検査表の「良好範囲」の前後には「要注意」というのがあります。
更に要注意の範囲を超えると「基準値以上」もしくは「基準値以下」ということになってしまい、身体に何らかの症状が起こる可能性があります。
また、ミネラルは他のミネラルとのバランスが大事ですので良好範囲でもバランスが悪ければ、疲労感・免疫機能の乱れ・消化吸収力の低下・冷え性などの症状を引き起こします。
3回目の92730ppbですが、要注意を超えてグラフ上ちょびっとだけ基準値以上にかかりました(>_<)
検査してから7か月が経過しましたが、今のところ身体に何らかの症状は起こっていません。
前回のナトリウムの記事でも書きましたが、毛髪中のカリウムとナトリウムが高値をの場合は、ストレスの影響が考えられるそうです。
ナトリウム量は良好範囲ではありましたが、1回目と2回目に比べ今年は高い数値だったのです。
という事でストレスの影響なのかもしれません。
しかし、今年特別に強いストレスを感じた覚えがないのです・・・。
毛髪ミネラル検査は、最近2~3カ月の状況を調べてくれているようです。
という事は、3月~5月に大きなストレスがあったのかもしれません?
でも結果を確認した当時も、「え!?ストレス!?」と驚いたと思います。
とりあえず、何でも自己判断はいけませんので半年後の検査でも高値だったら病院に行こうと思います。
内臓の病気だったら困るので。
ちなみに検査をする為にカットする毛は根元のギリギリからで、通常毛髪は1ヵ月に1cmほど伸びます。
いかがでしたでしょうか。
カリウムは、余分なナトリウムを排泄し、また体内の水分バランスを保つ働きをしています。
血液検査では、カリウムやナトリウムの濃度を調べることができますが、血液は変動が激しく長期的な栄養状態を把握することはできません。
血液検査や尿検査は、病気の診断や早期発見(二次予防)のための検査です。
毛髪ミネラル検査は、病気を予防する身体作りのための検査(一次予防)です!
定期的に体内のミネラルや有害金属の状態を知る事は、病気を未然に防ぐためにとても大切です。
ありがとうございました。
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