現在、スーパーやコンビニでは必ずサラダチキンが並んでいます。
サラダに入れたり、料理の際に使ったり、そのままでも食べられます。
プレーン以外にカレー味など種類も増えているようです。
また、高たんぱく質・低脂肪・低糖質な所も人気の要因ではないでしょうか。
サラダチキンは、ダイエット中の人や筋肉を付けたいという人にもとっても便利です。
私も気になって手に取ったことがあります。
残念ながらプレーンでありながら添加物だらけでしたので売り場に戻しました・・・。
サラダチキンには、下記の様な原材料が何かしら入っています。
運動をしない人と比べると、ダイエット中の人や鍛えている人は普段から体を動かすことが多く、
化学物質を排出しやすい体質になっている可能性はあります。
ただ、基本的に人工的につくられた化学物質は脂肪に付きやすく排出されにくいものです。
内臓にも脂肪が多くありますし、化学物質は血液中にも流れます。
発がん性のあるものも多く、体内に複数の物質が入った場合にどのような化学反応が起きているか誰にも解りません。
便利で安いものには理由があります。
サラダチキンに使用される添加物
・チキンエキスパウダー
・調味料(アミノ酸)
・加工デンプン
■リン酸塩
・pH調整剤
■亜硝酸Na(発色剤)
・ポリリジン(保存料)
・増粘多糖類
■酸化防止剤(ビタミンC)
・香料抽出物
■乳化剤
食品に分類されているもの
■ぶどう糖果糖液糖
今回は、以下の添加物について書かせていただきたいと思います。
※以前にも説明済みのものです。
リン酸Na
リン酸Naは、改良剤や接着剤として使用されます。
加工食品に添加されているものは、ピロリン酸やポリリン酸・メタリン酸など元々人体には存在しない形の化合物が使用されています。
人工的につくられた化学物質は、体内に蓄積されやすく、また排出されにくく様々な病気の引き金になります。
リン酸Naはサラダチキンの他、ハムやウインナー・インスタント食品・漬物・チーズ・ジュースなど様々な加工食品に使用されています。
添加物として、リン酸Naは避ける必要がありますが、リンの摂り過ぎにも注意が必要です。
リン
リン自体は、もともと私たちの体にも存在しているミネラルで、骨や歯の構成成分としてカルシウムと共に存在しています。
魚や肉などにも含まれています。
細胞膜の主成分であるリン脂質は、脳にとっても重要な物質で、リン無しでは作れません。
リンは、遺伝に関わるDNAを作るのに不可欠で、またエネルギーを蓄える重要な働きもしています。
リンの過不足
必須ミネラルであるリンですが、多くの食品(魚・肉・卵・玄米・ライ麦パン・乳製品・ナッツ類など)に含まれているため、健康な人のふつうの食生活においては不足の心配はないと言われています。
添加物のリン酸Naは、清涼飲料水や多くの加工食品に使用されているため、これらの過剰摂取はリンの摂り過ぎにつながります。
リンは、摂りすぎるとカルシウムの吸収が悪くなり、骨がもろくなる心配もあります。
カルシウムの吸収が悪くなればマグネシウムと鉄の吸収も悪くなります。
また、長期にわたる過剰摂取で腎不全を起こすこともあります。
亜硝酸Na(亜硝酸ナトリウム)
食品の色が変化しないように使用するものです。
食肉や魚肉に含まれるアミンと胃の中で結合し、強力な発がん物質であるニトロアミンに変化します。
このことから極悪添加物とされています!
しかし、人間の唾液には多量の亜硝酸が含まれているそうです。
人がハムから摂取する亜硝酸が1とすると、唾液からの摂取は150にもなると言われています。
ただ、発色剤で使用される「亜硝酸Na」は人工的につくられた化学物質で、唾液に含まれる「亜硝酸」とは同じとは考えられません。
亜硝酸の使用食品と法令で許される残存量
ハム、ウィンナー(70ppm以下)
魚肉ソーセージ(50ppm以下)
たらこ(5ppm以下)
いくら、すじこ(5ppm以下)
ビタミンC
添加物のビタミンCは、酸化防止剤として使用されておりレモンなどから取り出したものではなく化学合成で作られています。
(アスコルビン酸・アスコルビン酸ナトリウム・アスコルビン酸カルシウムなど)
食物に含まれるビタミンCと違い、化学合成でつくられたものは時間が経つと褐色に変化し
その過程でいくつもの化合物が生成されますが、これについての安全性は検討されていません。
また、ビタミンCは水溶性のため摂り過ぎによる身体への害は無いと言われていますが、化学合成でつくられたビタミンCは脂溶性のため、摂り過ぎると身体に悪い影響を及ぼします。
※そのため、特にサプリメントでビタミンCを摂取する場合は摂り過ぎに注意が必要です。
「ビタミンC」と書かれていれば身体に良いと思い、消費者は安心して商品を購入してしまうと思います。
「アスコルビン酸」など、消費者にしっかり解るように表示して頂きたいものです。
酸化を防止するためにお菓子や総菜など様々な加工食品に使用されています。
乳化剤
乳化剤は、グリセリン脂肪エステル・ショ糖脂肪エステルなど数種類あります。
乳化目的の他に、デンプンが多い食品・タンパク質の多い食品の品質を良くする為などに使用されています。
これらの中には、発がん性のある物質がありますが「乳化剤」と一括表示ができてしまう為、
消費者には、何の物質が使用されているか判断できません。
※「乳化剤(レシチン)」「乳化剤(大豆由来)」と書かれているものは、比較的安全だと思われます。
香料
合成香料として認められている化学物質は、デカノールやアセトアルデヒドなどの90化合物です。
エステル類、脂肪族高級アルデヒドなどの18種類は、約3000化合物があります。
書いている私もよく解っていません(^^)
消費者は、細かい化学物質名なんて覚える必要はありません。
原材料には「香料」としか表示されませんので・・・。
上の数字を見ると、「現在作れない味は無い」と言われている意味がよく解ります。
香料は、お菓子や飲料など様々なものに使用されています。
化粧品や洗剤、シャンプーなどの日用品にも使用されています。
中には発がん性のあるものもあります。
「香料」と一括表示されますが、複数の化学物質が入ってると考えられます。
ぶどう糖果糖液糖
食品に分類されていますが、人工的に製造されているものです。
液体ですの製造過程で溶かす必要が無く作業の手間が省けますし、砂糖よりコストがかかりません。
砂糖よりもぶどう糖果糖液糖は血糖値が急上昇すると言われています。
血糖値の急上昇は動脈硬化を引き起こし、糖尿病・がん・肌荒れなど
の原因にもなりますので避けるべき物質です。
ぶどう糖果糖液糖はジュース類やお菓子などにも使用されています。
いかがでしたでしょうか。
便利に使えてヘルシーと思われているサラダチキンも添加物が多く使用されています。
人気商品の様ですので食卓に並ぶ回数も多いかもしれませんし、お弁当に入れることもあるかもしれません。
本当のヘルシーは無添加のものです。
また、肉の産地や飼育方法を確認してから安全なお肉を購入し
家庭で蒸すなどして手作りする事もヘルシーで安全と言えます。
忙しい現代人には手間のかかる作業ですが・・・。
添加物が、後に体にどんな影響が出るか解らない事を考えると、日頃から無添加のものを選んだり、手間をかけて手作りすることはとても意味のある事ではないかと思います。