添加物と気になる原材料について どんな食品に使用されている!?

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現在日本では、人工甘味料や合成着色料・香料・酸味料・乳化剤・膨張剤・科学調味料など、他にも数えきれないほどの添加物があらゆる加工食品に使用されています。

添加物は、発がん性のあるものやアレルギーなどを引き起こすものなどがありますが、商品の裏に記載されている原材料名を見ても消費者はそれを判断することができません。

また、「香料」と書かれている場合、実際に使用されている化学物質は1種類ではありません。
それは、酸味料や乳化剤にも同じことが言えるため、原材料名に「香料・酸味料・乳化剤」と書かれている場合、体内に数種類~何十種類もの化学物質を取り込むことになります。

化学物質の安全性試験は、1種類の化学物質で行われているため、複数ではどの様な化学変化が起こるのか誰にもわかりません。

また人工的につくられた化学物質は、体に蓄積されやすく排出されにくいものです。
特に脂肪が多い部分に蓄積されやすいため、内臓(神経系の脳も含む)に悪影響を及ぼします。
勿論、ダイエットの妨げにもなってしまいます。

この記事では、加工食品でよく使用されている添加物や、気になる原材料を一覧にし、それぞれどの様なものなのか、どんな加工食品に使用されているのかを解説しています。
少しでも何かの参考になれば幸いです。

原材料名の表示は、使用している量の多い順に明記されています。

 

 

香料

香り付けに使用される香料は、合成香料と天然香料があります。
以下は、合成香料についてです。

合成香料として認められている化学物質は、デカノールやアセトアルデヒドなどの90化合物です。
エーテル類・エステル類・脂肪族高級アルデヒドなどの18種類は、約3000化合物があります。
「現在作れない味は無い」と言われていますがこの数字を見て理解できます。

香料は、化粧品や洗剤・シャンプーなどの日用品にも使用されていますが、なかには発がん性のあるものもあります。
数種類を使用しても「香料」と一括表示ができてしまうため、何の物質がいくつ使用されているのか、消費者にはわかりません。

食品に含まれる原材料や、洗剤などに含まれている成分を気にせずに購入している人の場合、
知らない間に毒性の強い化学物質を体に取り込み続けている可能性があります。

主な使用食品

インスタント食品(コンビニ弁当やカップ麺など)、菓子類、アイスクリーム、ガム
清涼飲料水、ヨーグルト、シリアル、パン、漬物など。

 

 

乳化剤

でんぷんやタンパク質が多い食品の品質改良や、「乳化・消泡・色々な成分の分散を良くする」などの目的に使用され、現在あらゆる加工食品に使用されている添加物です。

乳化剤には、合成乳化剤と天然乳化剤があります。
天然乳化剤が使用されている場合、「乳化剤(レシチン)」「乳化剤(大豆由来)」などと表示されることが多いです。
以下、合成乳化剤についてです。

 

グリセリン脂肪エステル・ショ糖脂肪エステル・ステアロイル乳酸カルシウムなど合成乳化剤は、7種類あります。
グリセリン脂肪エステルだけでも9品目の化学物質があるため、実際は何十種類もの化学物質が使われていることになります。

これらの中には下痢を引き起こすものや、発がん性が疑われるもの、血管や心臓に悪影響を及ぼすトランス脂肪酸を多く含む物質があります。

また、ステアロイル乳酸カルシウムを含むエサをラットに食べさせた実験では脂肪肉芽腫(炎症の一種)ができたという報告があります。

 

「乳化剤」と一括表示ができてしまうため、何の物質がいくつ使用されているのか消費者には判断することができません。

主な使用食品

クッキー、アイスクリーム、チョコレート、ケーキ、マーガリン、パン、チーズ、乳飲料、ドレッシング、インスタント食品など。

 

 

膨張剤

生地を膨らませるために使用する膨張剤は、41種類の化合物があります。
・硫酸アルミニウムカリウム(別名ミョウバン)・メタリン酸ナトリウム・ピロリン酸など。

膨張剤は、炭酸水素ナトリウム(重曹)だけを使用する場合と、炭酸水素ナトリウムと上記の化合物を組み合わせて使用する場合があります。
組み合わせて使う理由は、炭酸水素ナトリウムのみではアルカリ臭が発生してしまう場合があるからです。

41種類の化合物は、安全性の高いものもあれば毒性の強いものもあります。
数種類を使用しても「膨張剤」または「ベーキングパウダー」と一括表示ができてしまうため、何の物質がいくつ使用されているのか、消費者にはわかりません。

 

膨張剤やベーキングパウダーには、「硫酸アルミニウムカリウム」や「硫酸アルミニウムアンモニウム」が入っているものがあります。
別名ミョウバン。

これらはアルミニウムを含む化合物で、アルミニウムは生殖系や神経発達に悪影響を与えると言われています。
この様な悪影響を避けるためには、商品の原材料に膨張剤やベーキングパウダーと書かれているものは購入しないことが一番です。

※最近は、アルミ不使用のベーキングパウダーが販売されていたり、加工食品の原材料にも「ベーキングパウダー(アルミフリー)」と記載されているものもあります。

 

安全性に問題のない、炭酸水素ナトリウムのみを使用している場合は、一般的に原材料に『膨張剤(重曹)』・『重曹』・『炭酸水素ナトリウム』と表示されますが、一部では炭酸水素ナトリウムのみでも『膨張剤』と表示している場合もある様です。

※炭酸水素ナトリウムの大量摂取は身体に悪影響がありますが、基本的に料理で使用する量はごくわずかです。
 高純度の炭酸水素ナトリウム(重曹)がより安全です。

 

また化学合成でつくられる重曹のほかに、鉱物からつくられる天然由来の重曹もあります。

どちらも炭酸水素ナトリウムですが、化学合成の重曹でお菓子などを作るとアンモニア臭がすることがあるようです。
我が家ではパンケーキなどを作る際に重曹を使用しますが、化学合成の重曹でもアンモニア臭が気になったことはありません。
分量に気を付けることで臭いを感じず美味しく作ることができると思います。

高純度の重曹は安全と言われていますが、天然由来の重曹は更に安全です。

主な使用食品

まんじゅうなどの和菓子、クッキー、ビスケット、ケーキ、パン、インスタント食品など。

 

 

酸味料

酸味料として、もしくは日持ちを良くするために使用されます。

リン酸・氷酢酸・乳酸ナトリウム・クエン酸・グルコン酸・アジピン酸など24種類の化合物があります。
24種類のうち殆どは、動物や植物に普通に含まれている物質を人工的につくったものです。

高純度であれば問題は無いようですが、不純物の問題があります。
知らずに不純物が入っているものを取り込み続け、体に悪影響を及ぼしてしまうことがあるかもしれません。

数種類を使用しても「酸味料」と一括表示ができてしまうため、何の物質がいくつ使用されているのか、消費者にはわかりません。

使用食品

酸味料は、加工食品全般に使用されています。

 

 

pH調整剤

酸性度やアルカリ度を調整するために使用されます。

氷酢酸・乳酸ナトリウム・クエン酸・グルコン酸・アジピン酸・ピロリン酸二水素ナトリウムなど34種類の化合物があります。
酸味料と同様、動物や植物に普通に含まれている物質を人工的につくったものが多い様です。

危険度は低いと言われていますが、何の物質をいくつ使用しても「pH調整剤」と一括表示が出来てしまうため、そういった点で安心と言い切れるものではないと思います。

使用食品

pH調整剤は、加工食品全般に使用されています。

 

 

増粘多糖類

使用用途は、安定剤や増粘剤・ゲル化剤・糊料。

商品の原材料名に「増粘多糖類」と表示されている場合は、複数の天然の多糖類を使用した場合です。

また、「増粘剤(ペクチン)」などと表示されることもあります。
この場合は、増粘剤としてペクチンを使用していることを意味します。

 

天然のものにはグァーガムのほか、ペクチン・タマリンドシードガム・アルギン酸などがあります。
これらは、どれも安全性に問題がないとされています。

ただ、海藻から水やアルカリ水などで抽出し製造するカラギーナンというものがありますが、以前から「腸内で発がん物質に変化する」などの議論がされているそうです。

増粘多糖類と書かれている場合、何の物質が入っているのか消費者には分からないため、カラギーナンが入っているのかどうかを知りたい場合は、その都度メーカーに確認をしなければなりません。

 

化学合成でつくられた安定剤

商品の原材料名に「安定剤(アルギン酸Na)」などと書かれている場合は、化学合成てつくられたものが使用されていることになります。
※「安定剤(アルギン酸)」は、天然物質です。

合成のものには、アルギン酸アンモニウム・アルギン酸カリウム・アルギン酸Ca・アルギン酸Naがあります。
アルギン酸は、もともと海藻などに含まれる粘性物質です。

アルギン酸とアルギン酸Naについて、健康な大人に1日8gを1週間あたえた実験で毒性は観察されなかったそうです。
そのほかのアルギン酸アンモニウム・カリウム・カルシウムについては、安全性の確認が不十分な点があるようです。

また、安定剤として使われるものにはアルギン酸ピレングリコールエステルがあります。
これは自然界に無いピレングリコールをアルギン酸に結合させたものです。
安全性の確認が不十分もので、また高純度である必要があります。

 

上記のものはどれも化学合成で造られていますし、安全性が不十分なものが多く、また天然のものの中にも安心できない物質があります。

主な使用食品

インスタント食品(コンビニ弁当やカップ麺など)、ソースなどの調味料、菓子類、アイスクリーム、ヨーグルトなどの乳製品、シリアル、パン、ジャム、ジュースなど。

 

 

コチニール色素

コチニールは、天然着色料で「コチニール」もしくは「コチニール色素」と表示されます。

南米のサボテンに寄生する昆虫のカイガラ虫から取り出したものです。
この虫のエキスですが、アレルギー症状を引き起こす可能性があると言われています。
また、ラットに13週間食べさせた実験ではコレステロールや中性脂肪が増え、突然変異性もありました。
この様なことから、添加物には「天然の着色料だから安心」と言えないものも沢山あります。

主な使用食品

ジャム、トマト加工品、飴、ゼリー、アイス、清涼飲料水など。

 

 

カラメル色素

カラメル色素は着色料として使用され、製造方法は以下の4種類があります。

カラメルⅠ 糖類を加熱してつくる昔ながらの製法。または酸やアルカリを加え加熱する。

カラメルⅡ 糖類に亜硫酸化合物を加え、加熱して製造。または酸かアルカリを加えて加熱する。

カラメルⅢ 糖類にアンモニア化合物を加えて製造。または酸かアルカリを加えて加熱する。

カラメルⅣ 糖類に亜硫酸化合物とアンモニウム化合物を加えて製造。または酸かアルカリを加えて加熱する。

 

原材料名を見ても、どんな方法でつくられたカラメル色素なのか、消費者には判断することができません。

化合物を加えたものの方が毒性が強く、突然変異性があったり、染色体異常を起こすものがあります。
また、カラメル色素は不純物の含有量の基準がないため、不純物がどれだけ入っていても法令上問題がないということになります。

主な使用食品

調味料、ソース、コーラ、菓子類、パン、インスタント食品など。

 

かき氷シロップやマカロンにも入っている赤色102号の危険性
合成着色料の殆どが、ラットの実験により発がん性の疑いがあるとされています。 黄色4号は変異原性がありジンマシンを起こす可能性がある物質。 赤色102号・赤色2号・黄色4号は、動物実験の結腸において強い遺伝毒性も認められたとされています。

 

ミョウバン

ミョウバンはアルミニウムを含む合成添加物です。
アルミニウムは、調理器具・アルミ缶・アルミホイル・制汗剤・食品包材・ワクチンなど幅広い分野で利用されています。
体内から排出されにくいアルミニウムが蓄積されると、アルツハイマー・腎臓障害・透析脳症・骨軟化症などを引き起こす可能性があります。

ミョウバンは、炭酸水素ナトリウムなどと一緒に使用される場合、「膨張剤」「ベーキングパウダー」「ふくらし粉」などと表示することができるため、消費者にはミョウバンが入っているのかどうか判断できない場合が殆どです。

私たちの身の回りにあるアルミニウムで起こる症状とは!?
アルミニウムの最大の摂取源は食品です。 これはアルミニウムが地殻に豊富に含まれていることが影響しています。 特に、海藻・貝類・葉菜類に多く含まれており、また白米や根菜類などにも含まれています。

ミョウバンの用途

用途は次の通りで、あらゆる加工食品に使用されています。

膨張剤 中華まん・パンやフライ製品・てんぷら粉・蒸しパン類・ホットケーキミックス粉・クッキーなど。
色づけ安定 茄子の漬物・ゆでダコなど。
品質安定  クリ・豆・レンコンなどの煮物など。
煮崩れ防止 タコ・クラゲ・生ウニなど。

 

 

ウコン

着色料として使用されます。
ウコンから特定の色素成分を抽出したものなのでウコンとウコン色素は別物で、食品表示には、「ウコン」「ウコン色素」「ターメリック色素」などと表示されています。
解りにくい表記で、消費者にはウコンなのかウコンを抽出したものなのか判断ができません。
動物実験では腎臓・肝臓への毒性、染色体異常、変異原性が報告されています。

 

↓色素成分を抽出したウコンについて

えさに混ぜて103週間自由に食べさせた実験では、肝細胞がんの発生率が高くなり、
下垂体腫瘍が増加した。
さらに、赤血球やヘモグロビンの減少が見られた。

食品添加物毒性判定事典 著者渡辺雄二 2009年11月10日 第一刷発行

 

主な使用食品

インスタント食品(コンビニ弁当やカップ麺など)、清涼飲料水・漬物・カレールー・お菓子など。

 

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