サッカリンNa(ナトリウム)
歯磨き粉などにも使用されるサッカリンNaは人工甘味料として使用されています。
砂糖の200~500倍の甘さがあります。
サッカリンは、発がん性の疑いが強いと言われていますが、それはサッカリンそのものではなく不純物によるものの様です。
ラットを使った実験でガンが発生した事例があります。
サッカリンはチューインガムに限り使用でき、サッカリンNaは様々な加工食品に使用されています。
主な使用食品
アセスルファムK・スクラロース(人工甘味料)
アセスルファムKは、砂糖の約130~200倍の甘さを持ちます。
また、砂糖に塩素原子を3個結合させたのがスクラロースで砂糖の約600倍の甘さです。
これらは免疫にダメージを与える可能性のある添加物で、体の中で分解されることはありません。
分子量が小さいため、消化器官から吸収され血液中に入り、肝臓を経由して体中をめぐります。
アセスルファムKを、犬に2年間与えた実験ではリンパ球が減少し、肝臓障害の際に増えるGPTが増加しという報告があります。
スクラロースは、動物実験で下痢や流産が報告され、また脾臓と胸腺のリンパ組織に委縮が見られたそうです。
主な使用食品
ソルビトール(人工甘味料)
甘さは、砂糖の60%ほどです。
ソルビトールはぶどう糖を還元したもので、甘味料のほか保湿剤などとしても使用されています。
血糖値の上昇を抑える作用があり、虫歯になりにくい特性がありますが、過剰摂取すると下痢を引き起こす場合があります。
主な使用食品
トレハロース(天然甘味料)
甘さは、砂糖の45%程です。
でんぷんの変化により硬くなるのを防ぐため、パンや菓子類に使用されており、また日持ちを長くする効果もあり様々な食品に使用されています。
トレハロースは安全性が認められていますが、過剰摂取すると下痢を引き起こす場合があります。
主な使用食品
カンゾウ(甘草)
カンゾウは、砂糖の250倍の天然甘味料です。
天然だから害は無いということはありません。
甘草という植物からグリチルリチン酸を抽出したもので、腎機能に問題がある人は、高血圧・不整脈・むくみなどを引き起こす可能性があります。
また変異原性が認められており、多量に摂取すると血行障害を引き起こすことがあるそうです。
主な使用食品
ビタミンC
添加物のビタミンCは、酸化防止剤として使用されておりレモンなどから取り出したものではなく化学合成で作られています。
(アスコルビン酸・アスコルビン酸ナトリウム・アスコルビン酸カルシウムなど)
食物に含まれるビタミンCと違い、化学合成でつくられたものは時間が経つと褐色に変化し
その過程でいくつもの化合物が生成されますが、これについての安全性は検討されていません。
また、ビタミンCは水溶性のため摂り過ぎによる身体への害は無いと言われていますが、化学合成でつくられたビタミンCは脂溶性のため、摂り過ぎると身体に悪い影響を及ぼします。
※そのため、特にサプリメントでビタミンCを摂取する場合は摂り過ぎに注意が必要です。
「ビタミンC」と書かれていれば身体に良いと思い、消費者は安心して商品を購入してしまうと思います。
主な使用食品
加工でんぷん
デンプンを構成しているぶどう糖の3ヵ所に、色々な化学物質を結合させて出来ます。
加工でんぷんには、アセチル化デンプン・アセチル化リン酸架橋デンプン・ヒドロキシプロピルデンプン・リン酸化デンプン・デンプングリコール酸ナトリウムなどがあります。
これらを使用した際の食品表示は「加工でんぷん」です。
また、数種類を併用しても「加工でんぷん」という表示が認められています。
ヒドロキシプロピルデンプンは、発がん性が認められている酸化プロピレンを使用してつくられるため、この物質が残存している可能性があります。
消費者は、「加工でんぷん」の表示を見てこれらのややこしい名前の化学物質が入っているとは思いもしないでしょう。
むしろ安全なものと思っている人も多いかもしれません。
主な使用食品
科学調味料(アミノ酸)
化学合成などにより作られ、うまみを与えたり、増強させたりするものでグルタミン酸ナトリウムです。
スーパーなどには、うまみ調味料の味の素が販売されていますがそれと同等のものです。
味の素の原材料には「調味料(アミノ酸)」と書かれているもの、
「グルタミン酸ナトリウム」と書かれているものがありますが、前者もグルタミン酸ナトリウムが主成分です。
グルタミン酸は、海藻類やごま・大豆・サトウキビなどの食物にも含まれています。
食物にも含まれ体内にもあるグルタミン酸の何がいけないのか?
それは、量や温度です。
体内にあるグルタミン酸は37℃程度です。(人間の体温がそれくらいのため)
しかし、家庭でも使用されるグルタミン酸ナトリウム(味の素)は、
揚げ物や炒め物で使う場合高温になります。
高温で加熱すると焦げます。
グルタミン酸が焦げるとGlu-P-1が生成されます。
この物質はラット(白ネズミ)に肝臓がん、大腸がん、脳腫瘍(脳のがん)を発生させます。食品添加物用語の基礎知識 監修小藪浩二郎 2016年4月27日 第1刷発行
主な使用食品
↓「調味料(アミノ酸)」については、こちらにさらに詳しく書いています。
グリシン
アミノ酸の一種で、食品の日持ちをよくしたり、調味料として使用されています。
食品の調味料として使用される場合は「グリシン」と表示する必要はなく、「調味料(アミノ酸)」の表示でよい事になっています。
食品の日持ちをよくするために使用する場合は、「グリシン」と表示することになっています。
グリシンは、実際の塩分よりも塩味を薄める効果もあります。
コンビニやスーパーのおにぎりや惣菜・パンなどによく使用されますが、グリシンを使用することで塩分はほとんど感じられなくなります。
そのため、そのような商品ばかりを食べ続けていると知らないうちに塩分の摂り過ぎとなってしまいます。
主な使用食品
安息香酸Na(あんそくこうさんナトリウム)
栄養成分などが腐敗することを防ぐ目的で使用され、使用量に規制がある物質です。
安息香酸NaとビタミンC(添加物の)を一緒に添加した場合、発がん物質のベンゼンに変化する可能性があると言われています。
また栄養ドリンクや炭酸ジュースには合成着色料が入っているものもありますが、安息香酸Naと合成着色料が入っている飲料水をこどもが飲むと多動性障害を起こすという説もあります。
また、安息香酸Naを含むエサをラットに食べさせ1ヵ月飼育した実験では、全てが過敏状態、けいれいんなどを起こしています。
主な使用食品
イーストフード
パンなどをふっくらとさせるために使用されます。
イーストフードは合成添加物で、16種類の物質があります。
塩化アンモニウム・グルコン酸ナトリウム・リン酸一水素カリウム・リン酸三カルシウム・硫酸カルシウムなど。
これらを数種類まぜて、イーストフードがつくられていますが、原材料には「イーストフード」と一括表示ができます。
複数の添加物を同時に摂取した場合の安全性は、検討されていません・・・。
また、なかには塩化アンモニウムなど毒性の強い物質もあります。
イーストフードとイーストの違い
使用されている商品の原材料名には「イーストフード」と表示されている場合と、「イースト」と表示されている場合があります。
イーストフードは合成添加物ですが、イーストは「酵母」のことです。
イーストにより生地が発酵し、発生した炭酸ガスが生地の中で無数の気泡となり、食品を膨らませます。
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