疲れた時や集中力を維持したい時に飲む栄養ドリンク。
食欲不振時や虚弱体質だからと飲む方もいるかもしれません。
栄養ドリンクに含まれているカフェインの覚醒作用で疲労感が薄まり、アルコールにより気分も高揚するでしょう。
しかし、それは一時的なものに過ぎませんしカフェインやアルコールは依存性のある物質です。
糖質の多さも気になるところです。
また、栄養ドリンクの中には確かにアミノ酸やローヤルゼリーや高麗人参エキスなどの有効成分が入っている様ですが殆どの商品に添加物が入っています。
現在、栄養ドリンクにはノンカフェインのものや缶に入った飲みやすいものから、瓶のものではピンキリで沢山の種類があります。
これらには下記の様な添加物が何かしら入っています。
添加物は体に蓄積されやすく排出されにくく体にとって有害でしかありません。
栄養ドリンクに入っている添加物
・アセスルファムK、スクラロース(甘味料)
・安息香酸Na
・アラニン、イソロイシン(科学調味料)
・塩化K ・塩化カルニチン ・塩化Na
・カロテン色素
・クエン酸、DL-リンゴ酸(酸味料)
・グリセリン
・チアミン塩化物塩酸塩、プロピレングリコール(保存料)
・ナイアシン(ニコチン酸アミドと表示されている場合もあり)
・乳化剤
・バニリン(香料とだけ表示されている場合もあり)
・パラベン(防腐剤)
・ビタミンB2、B1、B12、
・ビタミンC
・ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩と表示されている場合もあり)
・フェニルアラニン
・マルトデキストリン
・リボフラビン
これだけのものが入っていますが、今回は栄養ドリンクに入っている毒性の強い安息香酸ナトリウムについて書かせていただきたいと思います。
安息香酸Na(あんそくこうさんナトリウム)
栄養成分などが腐敗することを防ぐ目的で使用され、使用量に規制がある物質です。
栄養ドリンク以外に炭酸ジュースにもこの安息香酸Naが入っていることが多いのです。
安息香酸NaとビタミンCを一緒に添加した場合、発がん物質のベンゼンに変化する可能性があると言われており、
また栄養ドリンクや炭酸ジュースには合成着色料が入っているものもありますが、
安息香酸Naと合成着色料が入っている飲料水をこどもが飲むと多動性障害を起こすという説もあります。
安息香酸Naを含むエサをラットに食べさせ1ヵ月飼育した実験では、全てが過敏状態、けいれいんなどを起こしています。
この様な事から、ビタミンCと着色料が一緒に添加されていなくとも健康の事を考えるのであれば、食品に「安息香酸Na」と表示されているものは購入をしない事が賢明です。
漢字が4つ並んでいるのでとても目に付きやすい物質名です。
安息香酸Naは、栄養素ドリンクや清涼飲料水の他にマーガリンや醤油・果実ペーストなどにも使用されます。
また、シャンプーやローションなどにも入っていることがあります。
添加物と気になる原材料について どんな食品に使用されている!?
安息香酸Naの毒性について書かせていただきましたがいかがでしたでしょうか。
疲労回復などのために毎日飲んでいたものに、沢山の有害な添加物が使用されていると知っても飲み続けることが出来るでしょうか。
栄養ドリンクには、香料・酸味料・着色料・人工甘味料・乳化剤なども入っておりどれも体に有害な物質です。
そして、元気になる感覚も一時的なもので効果が切れた時には強い眠気や疲労感に襲われることもあります。
疲労は、ストレス・脳の調整力の低下・睡眠不足・食事からのエネルギー不足・長時間の労働や運動などが原因となります。
毎日質の良い睡眠を取り、栄養バランスの摂れた食生活をしていれば栄養ドリンクは必要ありません。
人工的につくられた化学物質は、脂肪に蓄積しやすいので脂質の多い脳への影響も心配です。
脳や体内に蓄積されれば疲労は一向に取れないでしょう。
仕事や勉強に打ち込みたい場合は、覚醒作用のあるカフェイン入りコーヒーや緑茶で充分です。
※但し、カフェインは依存性があるので飲みすぎ注意です。
また、ココアや柑橘系のジュース・ハーブティー・甘酒などが疲労回復効果があります。
1日1個の梅干しや、1日1片のにんにくも良いでしょう!
ココアにはポリフェノールが入っていますし、ハーブティーは美容にも良いです!
ありがとうございました。