現在、スーパーでは沢山の種類のハムやウインナーソーセージが並んでいます。
皮付きや皮なし、赤い色のもの、保存料不使用と表示があるもの。
これらにはどれも下記の様な化学物質が何かしら入っています。
加工肉は、朝食に目玉焼きとセットで食卓に出されたり、サラダに混ぜたり、スープに入れたりお料理のバリエーションにも富んでいます。
塩味もしっかりと付いているので、ウインナーは小腹が減ればフライパンで焼いて手軽に食べられます。
そんな便利で美味しい加工肉ですが、牛乳や卵の様に冷蔵庫に常備している人も多いかもしれません。
毎日のように体に入れるものであれば、添加物の有害性を知り、病気予防や健康維持のために無添加のものを選んで購入する事が大切になってきます。
人工的に作られた物質は、体から排出されにくいのです。
今回は、ハムやウインナー・ベーコンに使用されている添加物について書かせて頂きたいと思います。
加工肉に使用される添加物
■亜硝酸塩(発色剤)
■リン酸Na、リン酸塩(改良剤・接着剤)
・赤3、赤102、赤106、黄4
■コチニール色素
■ソルビン酸、ソルビン酸K
・pH調整剤 (好ましいPHに保つための添加物)
・カゼイン、カゼインNa(糊料)
・増粘多糖類(糊料)
・加工でんぷん
・調味料(アミノ酸)
コチニール色素
コチニールは、天然着色料で「コチニール」もしくは「コチニール色素」と表示されます。
南米のサボテンに寄生する昆虫のカイガラ虫から取り出したものです。
この虫のエキスですが、アレルギー症状を引き起こす可能性があると言われています。
また、ラットに13週間食べさせた実験ではコレステロールや中性脂肪が増え、突然変異性もありました。
この様なことから、添加物には「天然の着色料だから安心」と言えないものも沢山あります。
コチニール色素は、ジャムやトマト加工品・菓子類・清涼飲料水・化粧品などにも使用されます。
リン酸Na
リン酸Naは、改良剤や接着剤として使用されます。
加工食品に添加されているものは、ピロリン酸やポリリン酸・メタリン酸など元々人体には存在しない形の化合物が使用されています。
人工的につくられた化学物質は、体内に蓄積されやすく、また排出されにくく様々な病気の引き金になります。
リン酸Naはハムやウインナーの他、インスタント食品や漬物・チーズ・ジュースなど様々な加工食品に使用されています。
添加物としてリン酸Naは避ける必要がありますが、リンの摂り過ぎにも注意が必要です。
リン
リン自体は、もともと私たちの体にも存在しているミネラルで、骨や歯の構成成分としてカルシウムと共に存在しています。
魚や肉などにも含まれています。
細胞膜の主成分であるリン脂質は、脳にとっても重要な物質で、リン無しでは作れません。
リンは、遺伝に関わるDNAを作るのに不可欠で、またエネルギーを蓄える重要な働きもしています。
リンの過不足
必須ミネラルであるリンですが、多くの食品(魚・肉・卵・玄米・ライ麦パン・乳製品・ナッツ類など)に含まれているため、健康な人のふつうの食生活においては不足の心配はないと言われています。
添加物のリン酸Naは、清涼飲料水や多くの加工食品に使用されているため、これらの過剰摂取はリンの摂り過ぎにつながります。
リンは、摂りすぎるとカルシウムの吸収が悪くなり、骨がもろくなる心配もあります。
カルシウムの吸収が悪くなればマグネシウムと鉄の吸収も悪くなります。
また、長期にわたる過剰摂取で腎不全を起こすこともあります。
ソルビン酸やソルビン酸K
加工肉には着色料以外に、発色剤の亜硝酸塩・ソルビン酸などが入っているものもあります。
ソルビン酸やソルビン酸K(保存料)
亜硝酸と反応し発がん物質に変わると言われています。
↓そのほかの添加物についてはこちらから
あると手軽に食べられて便利な加工肉ですが、添加物がいっぱいですので原材料をチェックする事が大切です。
着色料を使っていない加工肉はきれいなピンクではなく茶色です。
もちろん、無添加と添加物入りの商品は味が全然違います。
私は、食品やシャンプーなどの日用品を無添加のものに切り替えた時、単に「体に害のあるもの入れてない♪」程度で生活をしていました。
しかし、頂きものなどで久々に人工甘味料や添加物入りのものを口にした時「まずい・・」と感じました。
添加物は正常な味覚を破壊します。
日常で添加物を口にしていると本来の味が解らなくなってしまいます。
注 味覚は、加齢やストレス・栄養不足・体調によっても変化します。
完全無添加のウインナーやハムなどの加工肉は自然食品屋さんや高級スーパーで販売されています。
近所のコンビニやスーパーでも当たり前に販売されるようになるといいのですが・・・。
ありがとうございました。