今回は、からしの添加物と栄養成分・健康効果について書きたいと思います。
からしは、中華まんや納豆・おでん・とんかつ・フランクフルト・アメリカンドッグ・からし和えなどあらゆる食品に付けたり使ったりする機会があります。
便利なチューブからしが冷蔵庫に常備してある家庭も多いのではないでしょうか。
その便利なチューブからしやコンビニでもらえるからし・納豆に添付されているからしですが添加物が心配されます。
最近では、着色料不使用のものも販売されていますが着色料が入っていないだけで、その他の添加物が入っている商品が多く見られます。
からしに使用されることがある添加物には以下のようなものがあります。
からしの添加物
■ミョウバン
・ソルビトール
・キサンタンガム
■ビタミンC
・香料
■ウコン
■マークについて説明します。
↓そのほかの添加物についてはこちらから
添加物と気になる原材料について どんな食品に使用されている!?
ミョウバン
ミョウバンはアルミニウムを含む合成添加物です。
アルミニウムは、調理器具・アルミ缶・アルミホイル・制汗剤・食品包材・ワクチンなど幅広い分野で利用されています。
体内から排出されにくいアルミニウムが蓄積されると、アルツハイマー・腎臓障害・透析脳症・骨軟化症などを引き起こす可能性があります。
ミョウバンの用途は次の通りで、あらゆる加工食品に使用されています。
- 膨張剤 中華まん、パンやフライ製品、てんぷら粉、蒸しパン類、ホットケーキミックス粉、クッキーなど。
- 色づけ安定 茄子の漬物、ゆでダコなど。
- 品質安定 クリ、豆、レンコンなどの煮物など。
- 煮崩れ防止 タコ、クラゲ、生ウニなど。
炭酸水素ナトリウムの「重曹」は、高純度のものであれば安全性に問題ありません。
原材料に、「膨張剤」「ベーキングパウダー」「ふくらし粉」と表示されているものは避け、
「重曹」「炭酸水素ナトリウム」と表示されているものを選ぶと良いでしょう。
ビタミンC
添加物のビタミンCは酸化防止剤として使用されており、レモンなどから取り出したものではなく化学合成で作られています。
(アスコルビン酸・アスコルビン酸ナトリウム・アスコルビン酸カルシウム)
「ビタミンC」と書かれていれば身体に良いと思い安心して商品を購入する消費者が殆どではないでしょうか。
原材料には「アスコルビン酸」など消費者に解るように表示して頂きたいものです。
化学合成のビタミンCは、サプリメント・パン・清涼飲料水・ハム・ジャムなど様々な加工食品に使用されています。
ウコン
ウコンから特定の色素成分を抽出したものなのでウコンとウコン色素は別物で、食品表示には、「ウコン」「ウコン色素」「ターメリック色素」などと表示されています。
解りにくい表記で、消費者にはウコンなのかウコンを抽出したものなのか判断ができません。
動物実験では腎臓・肝臓への毒性、染色体異常、変異原性が報告されています。
ウコン色素は清涼飲料水・漬物・カレールー・お菓子などに使用されています。
↓ウコンについて
えさに混ぜて103週間自由に食べさせた実験では、肝細胞がんの発生率が高くなり、
下垂体腫瘍が増加した。
さらに、赤血球やヘモグロビンの減少が見られた。食品添加物毒性判定事典 著者渡辺雄二 2009年11月10日 第一刷発行
からしの栄養素&効果
- ビタミンB1、B2が豊富
- ナイアシンが豊富
- エネルギー代謝の促進
- 疲労回復
- ダイエット効果
- 皮膚の健康
- 新陳代謝アップ
カルシウム、鉄、マグネシウム、リン、カリウムなどの必須ミネラルも豊富に含まれています!
ビタミンB1の働き
- 脳と神経の働きを正常に保つ
- 疲労回復
- 糖質をエネルギーに変える
ビタミンB2の働き 別名「成長ビタミン」
- 炭水化物やたんぱく質をエネルギーに変える
- 肥満や生活習慣病予防
- 髪・爪・口内・唇・眼・喉の健康を保つ
ナイアシンの働き
- 皮膚や粘膜を健康に保つ
- 脳神経の正常化を保つ
どんなからしを選べばいいの?
からしの健康効果を発揮するためには少し手間がかかりますが粉からし(無農薬)を使うのがが望ましいでしょう。
(ぬるま湯に浸して練ったあと数分放置してから使う)
チューブのものを使う場合は、無添加のものを購入するようにし長期保存状態にならないように気を付けなければなりません。
※ポリエチレン製のチューブにフタル酸エステルが入っている可能性があるため。
フタル酸エステルは、環境ホルモンの疑いがもたれている物質です。
今回は、からしについて書かせていただきました。
解毒を促すミネラルがたっぷりのからし。
ぜひ、無添加のものを使ってみてはいかがでしょうか。
因みに練るのが面倒な私は、お椀に注いだお味噌汁に少量の粉からしを振りかけて食べおります(^^)