今回は、「PASCO SPECIAL SELECTION」 石窯づくり パン・ド・カンパーニュ 10枚入りのレビュー・感想を書きたいと思います。
パスコ スペシャルセレクションは、「品質の高いパンを届けたい」という思いから1995年に誕生したそうです。
「品質・おいしさ・独自性を大切にしながら、それぞれのパンにあう原料や製法を見極め、丁寧に仕上げています。」との事です。
パン・ド・カンパーニュ 10枚入りの商品詳細
名称 パン
原材料名 小麦粉、レーズン発酵種、ライ麦粉、食塩、なたね油、小麦たんぱく、パン酵母、醸造酢、モルトエキス、でんぷん/ビタミンC、(一部に小麦を含む)
内容量 10枚
保存方法 直射日光、高温多湿を避けて保存してください。
価格 285円(税別)お店により異なります。
栄養成分表示 |
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エネルギー | 792kcal |
たんぱく質 | 26.8g |
脂質 | 6.2g |
炭水化物 | 157.2g |
食塩相当量 | 4.2g |
この表示値は、目安です。
2019年8月時点
※商品の改良や規格変更などにより、サイト上の商品情報に記載されている使用原料や栄養成分・商品名・価格は上記と異なっている場合があります。
またリニューアルにより、サイト上で紹介されている商品パッケージが当記事で紹介しているものと異なっている場合があります。
原材料について
カンパーニュには、乳化剤やショートニング・加工でんぷん・ビタミンCなどが入っているものがあります。
これらのうち、パスコのパン・ド・カンパーニュに入っているのはビタミンCです。
ビタミンCとは
添加物のビタミンCは、酸化防止剤として使用されておりレモンなどから取り出したものではなく化学合成で作られています。
(アスコルビン酸・アスコルビン酸ナトリウム・アスコルビン酸カルシウムなど)
食物に含まれるビタミンCと違い、化学合成でつくられたものは時間が経つと褐色に変化し
その過程でいくつもの化合物が生成されますが、これについての安全性は検討されていません。
また、ビタミンCは水溶性のため摂り過ぎによる身体への害は無いと言われていますが、化学合成でつくられたビタミンCは脂溶性のため、摂り過ぎると身体に悪い影響を及ぼします。
※そのため、特にサプリメントでビタミンCを摂取する場合は摂り過ぎに注意が必要です。
「ビタミンC」と書かれていれば身体に良いと思い、消費者は安心して商品を購入してしまうと思います。
↓そのほかの添加物についてはこちらから
食べてみた感想
パスコのパン・ド・カンパーニュは、石窯で焼かれています。
石窯で焼くパンは、蓄熱量の多い石質炉床や天井から熱を安定的に受けることで、パン生地の内部はふっくら・しっとり、表面はパリッと焼きあがるそうです。
パスコの石窯シリーズと、窯焼きシリーズは、どれもいつも袋を開けると小麦の良い香りが広がります。
パン・ド・カンパーニュは、フレンチトーストにしたりジャムを塗ったりして頂きました。
温まる程度にトーストしたパンは、まわりがサクサク、中はふっくらでとても美味しいです。
焦げ目が付くまで焼いたり、焼きあがってから数分放置してしまうと、中のふっくら感は無くなってしまいます。
でも、トーストしなくても美味しく食べられそうですが。
薄めにカットされているので、サンドイッチにも良いと思います。
フレンチトーストにした場合は、耳まで柔らかいです!
パン・ド・カンパーニュの原材料名を見ると、一見無添加の商品に思えますが、残念ながらビタミンCが添加物です。
せっかく、イーストフードや乳化剤などが入っていないのですから、化学合成でつくられたものではではなく、安全な食品で酸化防止をして頂きたいと思います。
ちなみに窯焼きシリーズのカンパーニュ(くるみ レーズン入り)には、ビタミンCは入っていませんが、加工でんぷん(添加物)が入っています。
加工でんぷんが入っているからでしょうか、パン・ド・カンパーニュより少しだけそちらの方が柔らかい様に思いました。
パン・ド・カンパーニュはビタミンC不使用でほぼ無添加、くるみレーズン入りの方は加工でんぷん不使用でほぼ無添加の商品になります。
スペシャルセレクションの石窯シリーズと窯焼きシリーズは、どちらも原材料にこだわっている商品だと思うので消費者が安心安全に購入できるよう無添加になることを願います。
※上記で「ほぼ完全無添加」と書いたのは、ビタミンCなどが不使用になっても、モルト(麦芽)エキスが入っているからです。
天然添加物のモルトエキスはハード系のパンによく使用されるもので、イースト菌の発酵を助け、また深みのある味や香りを得られます。
安全性の高いもので、使用してもそれほど問題はないと思います。
石窯シリーズと、窯焼きシリーズは原材料だけでなく、焼き方や味にもこだわっているだけあってどれも美味しいパンです。
ビタミンCや加工でんぷんが不使用になったら更に美味しくなると思うのですが。
※石窯シリーズと窯焼きシリーズの中には、複数の添加物を使用している商品もあります。
また、カンパーニュ(くるみ レーズン入り)は国産小麦を使用しているのに対し、パン・ド・カンパーニュは産地の記載がないため外国産小麦を使用している可能性があります。
外国産小麦を使用している場合の問題点は、ポストハーベスト農薬です。
ポストハーベスト農薬は通常畑で使われる農薬の100〜数百倍濃い濃度で使われています。
加工食品の安全性については、言いだしたら切りがなくなります。
国産小麦を使用していても無農薬小麦でなければ安全とは言い切れないですし。
パンは毎日食べているという人は多いと思います。
せめて、添加物を使用しない食品作りをして頂きたいと思います。
人工的につくられた化学物質は、体に蓄積されやすく排出されにくいです。
毎日、取り続ければどんどん蓄積され続け、様々な病気の引き金になります。