先日、藤竜也さんや麻生久美子さんが出演されている、映画「高野豆腐店の春」を観に行きました。
そこで今回は、高野豆腐店のように大豆・水・にがりだけで作られている無添加の豆腐を紹介したいと思います。
映画のタイトルは「こうや豆腐店の春」ではなく「たかの豆腐店の春」です 😆
現在スーパーに並んでいる豆腐は、「消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル)」が入ったものがほとんどで、入っていないものを手に取ると国産大豆ではなく、アメリカ産やカナダ産の大豆で造られた商品であることが多いです。
また豆腐をつくる際に欠かせない「にがり」も、原材料に「凝固剤」とだけ表示されていることがあり、天然にがりなのかそうでないのかの判断ができません。
消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル)
消泡のほか、防腐や品質改良などに使用されます。
消泡剤を使わずに造った場合、気泡だらけの豆腐になり見た目と食感が悪くなり、また気泡により空気に触れることになり品質の劣化が進みやすくなります。
消泡剤は加工助剤に分類されているのですが、大豆本来の旨味などは抑制されてしまいます。
加工助剤
最終的に食品中に成分が残らず、食品に影響を及ぼさないもの。
乳化にがり
にがりを乳化剤でコーティングしてあるもので、成分は塩化マグネシウム・植物油脂・水・グリセリン脂肪酸エステルなどから造られた添加物です。
簡単に早く造ることが出来るなどメーカーの都合で使用される乳化にがり。
パッケージには「消泡剤不使用 にがり豆腐」などと書かれ販売されている事もあるようです。
↓そのほかの添加物についてはこちらから
今回は、国産大豆・水・天然にがりのみでつくられた豆腐を紹介します。
スーパーでは中々見かけることができない本物の豆腐。
(デパートや自然食品屋さんなどでは販売されています。)
ぜひ、お気に入りを見つけてみてください♪
※商品の改良や規格変更などにより、サイト上の商品情報に記載されている使用原料や商品名・内容量は、当記事で紹介するものと異なっている場合があります。
またリニューアルにより、サイト上で掲載されている商品パッケージが当記事で紹介するものと異なっている場合があります。
1.創業大正三年豆腐づくり一筋「くすむら」百年とうふ
【百年とうふ 原材料】大豆(国産)、凝固剤(粗製海水塩化マグネシウム)
通常は水を使用するところを濃厚豆乳を使うことにより
浸透圧で旨みが逃げる事なく大豆の旨味・甘味を味わうことができます。
とろとろのお豆腐を何もつけずにそのまま召し上がりください。引用元 くすむら
所在地 愛知県名古屋市
2.叶家豆兵衛 豆兵衛とうふ「やわらか」
【原材料】国産丸大豆、凝固剤(塩化マグネシウム[にがり])
一晩漬けた大豆をうすで摺り、釜でじっくり煮あげ絞った豆乳を型箱に取り、かいを使ってにがりを打ち熟成後、水槽に上げて一つ一つ包丁で切った柔らか豆腐でございます。
引用元 叶家豆兵衛
所在地 群馬県太田市
3.ゆばの里 ざる寄せ豆腐
【原材料】国産大豆(茨城県産)、凝固剤[塩化マグネシウム(にがり)]
ゆばの里のゆばや大豆製品は、地元茨城県の JA北つくば農協さん、常総ひかり農協さんの 生産者の皆さんが丹精こめて栽培した地大豆 を原料にしております。
引用元 ゆばの里
「ゆば入り豆腐」と「釜あげ豆腐」もあります。
所在地 茨城県久慈郡
4.HIRYU 兵庫県産化学農薬・化学肥料不使用の緑大豆使用 きぬこし/もめん
【原材料】兵庫産無農薬丸大豆、長崎県壱岐の海水から採取したにがり(凝固剤:塩化マグネシウム含有物)
今や流通している殆どの大豆がアメリカなどから輸入している「遺伝子組み換え大豆」です。
2019年の国産大豆の収穫量は217,800 tであり、このうち有機大豆は0.45%しかなく、更に、化学農薬も化学肥料も一切使わない大豆になると、大変希少です。本商品は、化学農薬・化学肥料不使用の大豆の中でも、特に収穫の少ない、甘みと香りに優れた姫路緑大豆から造られました。
引用元 HIRYU
所在地 千葉県柏市
5.豆腐茶屋 佐白山のざるとうふ
【原材料】国産大豆、ニガリ(粗製塩化マグネシウム)
厳選した国産大豆と「たのくろ豆」をブレンドし濃厚な豆乳を本ニガリで寄せた豆腐です。
竹かごに豆腐を盛り込み自然に水切りをします。自然離水された濃厚で滑らかな喉ごしの本格豆腐です。引用元 佐白山のとうふ屋
所在地 茨城県笠間市
6.京の地豆腐「久在屋」すっぴんやっこ(絹ごし)/はんなりもめん(木綿)
【原材料】丸大豆(国産) / 豆腐用凝固剤(塩化マグネシウム含有物(にがり))
厳選した国産大豆を贅沢にブレンドし、大豆の力強い味と香りをご堪能いただける絹ごし豆腐(きぬごしとうふ)に仕上げました。喉ごしスッキリ!大豆の甘みと香りが、口いっぱいに広がる絹ごし豆腐(きぬごしとうふ)です。まずは何もつけずにそのままで。お好みで粗塩または豆腐のたれ(だし醤油)を少しずつ垂らしてお召し上がりください。
引用元 京の地豆腐 久在屋
所在地 京都市右京区
7.土のちから 農薬や化学肥料を使わずに育てた国産大豆100%のとうふ
【原材料】国産大豆、天然にがり
完全無農薬、化学肥料不使用、自家採種の<秀明自然農法>で育てた大豆と、能登の塩田にがりでつくった絹豆腐です。
石川県金沢市、にし茶屋街で40年続く手作り豆腐店<中谷とうふ店>のご協力のもと、2年の歳月をかけて作り上げました。
引用元 Tsuchi no Chikara
8.魚信 本にがり寄せ豆冨
【原材料】大豆、にがり
100%三河産大豆ふくゆたかを使用した職人手作りの豆冨です。
豆冨の元となる豆乳の糖度は14度。単純に比較できませんが、リンゴ並みの甘さです。
天然にがりで作った《寄せ豆腐》は
まずはそのままで「大豆の甘味と風味」を感じてください。引用元 魚信
レストラン検索・予約サイト 食べログ「天然にがり寄せ豆冨と釜めし 魚信」
所在地 愛知県岡崎市
9.金沢豆冨 石川県産大豆使用「匠 絹豆腐」
【原材料】大豆(石川県産)、凝固剤
豆腐は限られた材料で作るシンプルな食べ物ですので、材料を厳選しています。地元の大豆と湧き水と珠洲塩の天然にがりも石川県産です。天然のにがりは、入れる時の温度や量に細心の注意が必要ですが、大豆の甘みをより引き出してくれます。
引用元 金沢豆冨
10.太子食品工業 箱入り娘 生仕立て きぬ/もめん
【原材料】丸大豆(北海道産)、粗製海水塩化マグネシウム(にがり)
現在の凝固剤の主流である、豆腐の機械生産が容易な「乳化にがり」と豆乳の製造工程で発生する大量の泡を消す目的で使用する「消泡剤」をタイシは使いません。
原材料には自然のものを使用したいと考えるタイシのポリシーです。引用元 太子食品工業
11.くぼさんのとうふ 伝統製法 やわらかもめん
【原材料】水、国産大豆(特別栽培大豆中心)、米糠、※凝固剤(粗製海水塩化マグネシウム)
やわらかもめんの他に、かたもめん・ナカセンナリもめん・きぬなどがあります。
1940年ぐらいまでの豆腐屋さんは各店独自の工夫で泡を消していましたが、戦後便利な消泡剤が出回ると効率が最優先されて、食べ物作り本来の大切なものを失い、味の画一化が始まりました。
シリコーン樹脂とか脂肪酸エステル等を家庭の台所で使用するでしょうか?
泡を消すにもやはり食べられる物で、というのが私共の思いです。引用元 くぼさんのとうふ
所在地 香川県綾歌郡
新たに無添加の「豆腐」を見つけた際は追記していきます!
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