ここからは、ドラゴンフルーツに含まれる機能性成分についてです。
フィトケミカル(ファイトケミカル)
果肉が赤色とピンク色のドラゴンフルーツには、フィトケミカルのリコペンとアントシアニンが含まれています。
どちらもポリフェノールの一種です。
フィトケミカルは、植物が紫外線や有害物質・害虫や外敵などから自身を守るために作り出す物質です。
野菜や果物、豆類などの植物性食品に、色素・香り・苦み・あくなどの成分として含まれています。
フィトケミカルの多くは強い抗酸化作用があるため、老化や病気を防ぎ健康を維持するのに役立ちます。
リコペン(リコピン)
リコペンは、強い抗酸化作用があります。
強力な抗酸化作用により、体内で増加し過ぎた活性酸素を除去し、様々な病気の予防や美容効果が期待できます。
- 血流改善
- 肥満予防
- ガン予防
- 美肌効果
- 視覚障害の予防、改善
悪玉(LDL)コレステロールの酸化を抑え血流を改善します。
血流が改善すると代謝がアップするため、肥満予防につながります。
活性酸素を抑制することは肌細胞を守り、健康な肌を保持することができ、また視力や目の粘膜を正常に保つことができます。
アントシアニン
- 毛細血管の強化
- 脳血管障害の予防
- 眼精疲労の予防、改善
- 視力回復
- 抗酸化作用
アントシアニンは毛細血管を強化し血行を改善します。
血行が良くなれば、肩こりや頭痛・むくみを改善することができ、また精神安定や免疫力向上・脱毛の予防・美肌にもつながります。
また、アントシアニンには疲れ目の予防と改善や、視力回復効果があると言われています。
食物繊維
ドラゴンフルーツには、食物繊維が豊富に含まれています。
- 正常なコレステロール値を保つ
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- 高血圧の上昇を抑制
- がん予防
- 有害金属の排泄促進
- 整腸作用
- 免疫力アップ
食物繊維は、脂肪の吸収を緩やかにします。
余分なナトリウムや脂肪・コレステロールを包み込んで排出させたり、有害物質や発がん物質を吸着し早く体の外に追い出したり、腸の掃除などをしてくれます。
また、糖質の消化吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇を抑えるため糖尿病の予防にもなります。
更に、消化管内で膨潤し食塊のかさを増し、胃内での滞留時間を延長させますので過食を防ぐことができます。
免疫機能の60~70%は「腸」に集中しているため、腸内環境を整えることは免疫力を高めることに繋がります。
腸の健康をつくっている善玉菌は、食物繊維の摂取によって増やすことができます。
皮も食べられる?
ドラゴンフルーツの果皮は、びらびらした部分をカットし、塩こしょうや醤油で炒めたり、天ぷらなどにして食べることができます。
クセが無く柔らかいので色々なお料理に使えそうです。
いかがでしたでしょうか。
ドラゴンフルーツには皮膚や粘膜を強くする葉酸や、高血圧を予防するカリウムなどが豊富に含まれています。
また、赤やピンクの果肉にはリコペンやアントシアニンも含まれています。
果皮に含まれる詳しい栄養素はわかりませんが(>_<)、食物繊維は摂取できるかと思います。
そのまま食べるほか、ヨーグルトに入れたり、ジュースやスムージーにしたりいろいろなアレンジも楽しめます。
旬の時期、ぜひ食べてみてはいかかでしょうか。
ありがとうございました。