舞茸の栄養素と期待される効果 効能

舞茸の栄養素 きのこ

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スーパーなどで販売されている舞茸のほとんどは栽培ものです。
独特の香りがあり出汁や風味付けとして使われることが多いです。
きりたんぽ鍋にも欠かせない舞茸ですが、炒めたり天ぷらにしたりパスタに入れても美味しいです。
栽培ものの舞茸の栄養素について書かせて頂きたいと思います。

 

※天然ものは栽培ものと比べ香り高く、歯ごたえもしっかりしていて栽培ものとは全く違うそうです。
 天然ものは日本全国で採れますが、最近では収穫量が少なく幻のきのこになってしまったようです。
 お値段は高いですが、旬の秋頃になるとネットなどでも販売されています。

 

 

舞茸の栄養素

ビタミン
ミネラル
ビタミンD  ナトリウム
□ビタミンB1  カリウム
ビタミンB2  カルシウム
ナイアシン  マグネシウム
 ビタミンB6  リン
□葉酸  鉄
□パントテン酸  亜鉛
ビオチン
   マンガン
   セレン
   クロム
   モリブデン

その他
食物繊維

 

舞茸には、これらの栄養素が含まれています。
90g(1パック)あたり

●マークで太字が特に多く含まれ、□マークは次に多い栄養素。
無印のものは含有量が少なめの栄養素です。

●マークと□マークの働きや効果について説明したいと思います。

 

↓無印の栄養素についてはこちらから


 

前回はエリンギについて書きましたが、舞茸はエリンギと比べると、ビタミンD・ビタミンB1・ビタミンB2・ビオチンの含有量が多く、葉酸・パントテン酸についてはエリンギの方が多く含まれています。
エリンギの栄養素と期待される効果 効能

 

 

●ビタミンD

  • 骨形成、骨の石灰化促進
  • 神経伝達、筋肉収縮、血液凝固に関与
  • 免疫力アップ
  • うつ病や精神疾患の抑制
  • 有害金属の毒性軽減

 

カルシウムとリンの吸着を高め、骨の形成に役立つビタミンです。
また、甲状腺ホルモンや副甲状腺ホルモンと協力して、血中のカルシウム濃度を安定させる働きもしています。

カルシウムを補給してもビタミンDが不足しているとうまく吸収されず骨粗しょう症を引き起こすことがあります。

 

骨以外に、筋肉・腎臓・腸管・心臓などにも入り込みいろいろな調整役をするビタミンD。
体内に侵入した細菌やウイルスなどに対して過剰な免疫反応を抑制し、必要な免疫機能を促進する働きもあります。
また、「β-ディフェンシン」という抗菌ペプチドを皮膚上に作らせ、バリア機能を高めることもわかっています。

そのため風邪やインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの感染症の発症・悪化の予防や、アレルギー症状の改善に効果が期待できます。

 

ビタミンDは、紫外線により皮下で合成されるため1時間程度の日光浴をすることで不足を補えると言われています。
日照の少ない地域の人や、日に当たる機会が少ない人はビタミンDを含む食品を積極的に摂る必要があります。
ビタミンDは、特に魚類に多く含まれています。

 

 

□ビタミンB1

  • 疲労回復
  • 糖質代謝
  • 脳の活性化
  • アルツハイマー予防

 

糖質がエネルギーに変化するのに不可欠です。
不足すると炭水化物の分解がうまくいかずブドウ糖が不足するので、集中力や記憶力の低下や疲労感・だるいなどの症状を引き起こします。
また、運動能力が低下することもあります。

 

 

●ビタミンB2

  • 脂質をエネルギーに変える
  • 皮膚、粘膜の健康維持
  • 成長促進

 

脂質をエネルギーに変えつつ新しい細胞をつくる手助けをし、皮膚・髪・喉・眼などの健康を維持し、また子どもや胎児の発育を助けます。

炭水化物とたんぱく質をエネルギーに変える働きもあります。

ビタミンB2は、活性酸素を消去する酵素の補酵素として働くため動脈硬化を予防し、また過酸化脂質を分解し排出する働きもあり肥満や生活習慣病も予防します。

 

 

●ナイアシン(ビタミンB群 科学名ニコチン酸)

  • 二日酔い予防
  • 三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)の代謝
  • 神経の安定
  • 皮膚や粘膜の健康維持

 

ナイアシンは体内でニコチンアミド(NAD)に変化し補酵素として働きます。
NADは、アルコールを分解してアセトアルデヒドという物質にし、さらに分解して無毒な物質に変えます。
また、三大栄養素からエネルギーを作るのに必要な酵素を助ける補酵素として働きます。
脳神経の働きを助け、皮膚や粘膜の健康を保つことにも欠かせません。

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