ホタテの栄養素 貧血予防や二日酔い防止に効果がある!?

ホタテの栄養素 貝類

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ホタテの旬は夏と冬です。(天然)
1年で最も貝柱が大きくなるのが6月~8月頃で、卵が最も発達するのが2月~3月頃だそうです。
お刺身や、煮たり焼いたりスープにしたり、和洋中問わずいろいろなお料理に使えます。

 

 

ホタテの栄養素

ビタミン
ミネラル
 ビタミンA  ナトリウム
 ビタミンE  カリウム
 ビタミンB1  カルシウム
□ビタミンB2 □マグネシウム
□ナイアシン □リン
 ビタミンB6 □鉄
ビタミンB12 亜鉛
葉酸 □銅
 パントテン酸  マンガン
 ビタミンC  

その他
アミノ酸

 

ホタテには、これらの栄養素が含まれています。
Lサイズ1個(可食部 約110g)あたり

●マークで太字が特に多く含まれ、□マークは次に多い栄養素。
無印のものは含有量が少なめの栄養素です。

●マークと□マークの働きや効果について説明したいと思います。

 

↓無印の栄養素についてはこちらから


不足しても過剰になっても病気になる!?必須ミネラルの働き
亜鉛は、体内の300種類を超える酵素の構成成分としてたんぱく質合成など様々な反応に関与し、生命活動に欠かせない重要なミネラルです。 血糖値を下げるインスリン、生殖に必要な女性ホルモンと男性ホルモンなど 重要な働きをするホルモンの合成や分泌に不可欠です。

 

 

□ビタミンB2

  • 脂質をエネルギーに変える
  • 皮膚、粘膜の健康維持
  • 成長促進

 

脂質をエネルギーに変えつつ新しい細胞をつくる手助けをし、皮膚・髪・喉・眼などの健康を維持し、また子どもや胎児の発育を助けます。

炭水化物とたんぱく質をエネルギーに変える働きもあります。

ビタミンB2は、活性酸素を消去する酵素の補酵素として働くため動脈硬化を予防し、また過酸化脂質を分解し排出する働きもあり肥満や生活習慣病も予防します。

 

 

□ナイアシン(ビタミンB群 科学名ニコチン酸)

  • 二日酔い予防
  • 三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)の代謝
  • 皮膚や粘膜の健康維持

 

ナイアシンは体内でニコチンアミド(NAD)に変化し補酵素として働きます。
NADは、アルコールを分解してアセトアルデヒドという物質にし、さらに分解して無毒な物質に変えます。

また、三大栄養素からエネルギーを作るのに必要な酵素を助ける補酵素として働きます。
脳神経の働きを助け、皮膚や粘膜の健康を保つことにも欠かせません。

 

赤貝の栄養素と期待される効果 効能

 

●ビタミンB12

  • 貧血予防
  • 神経細胞を正常に戻す
  • メラトニンの生成
  • 抗酸化作用

 

ビタミンB12は、葉酸と共にたんぱく質やアミノ酸の代謝で補酵素として働きます。
また、脳の神経細胞の細胞膜に入り込み修復や合成を助けます。

傷ついた神経細胞を正常に戻し、手足のしびれや肩こりを和らげる働きがあります。
赤血球をつくるのに必要な栄養素なため、貧血を予防しますが葉酸と一緒に摂取することが大切です。

妊娠期や授乳期には不足しないように気を付けなければなりません。
妊娠期に不足すると、貧血やむくみを引き起こし流産の危険もあると言われています。
授乳期の不足は、貧血のほか乳児の発達障害や運動障害を引き起こす危険性があります。

 

ビタミンB12は、レバーや魚介類に多く含まれているため、ベジタリアンの人は納豆や味噌などの発酵食品から摂取する必要があります。

 

 

●葉酸(ビタミンB群)

  • 貧血予防
  • 皮膚、粘膜の強化
  • 動脈硬化予防
  • 胎児の正常な発育

 

葉酸は、ビタミンB12と共に全身に酸素を運ぶ赤血球をつくります。
鉄を摂っていても葉酸とビタミンB12が不足すると貧血になります。

 

皮膚や粘膜を強くする葉酸(ビタミンB12と共に)。
皮膚や粘膜は、最初にウイルスや細菌などの外敵にさらされる器官であるため、強化することで外敵の侵入を防ぐことができ感染症やアレルギーなどを予防することができます。

※体にある粘膜は、鼻や口の中の粘膜・のどの粘膜・胃や腸の粘膜・膀胱や子宮の粘膜などといった様にたくさんの粘膜があります。

 

ホタテには、ビタミンB12も豊富に含まれています。
葉酸とビタミンB12の組み合わせが、動脈硬化も予防します。