チョコレートは発酵食品です。
しかし、市販のチョコレートには乳化剤や香料などの化学物質が入っています。
チョコレートは体に良いからと毎日食べている人も多いと思います。
最近は、カカオ95%の商品なども多く販売されていますが、それでもやはり大手メーカーの
商品には乳化剤や香料が入っています。
人工的につくられた化学物質は、体内から排出されにくく脂肪に溶けやすい物質です。
体内で一定量を超えた時にアレルギーを引き起こしたり発がんするなどあらゆる病気を引き起こす可能性があります。
ですので、カカオ95%の商品でも添加物が入っているものは本物とは言えないのです。
チョコレートに使用される添加物
- 乳化剤
- 香料
乳化剤とは
化学合成で造られており、チョコレートには乳化目的に使用される様です。
グリセリン脂肪エステル・ショ糖脂肪エステル・ステアロイル乳酸カルシウムなど合成乳化剤は、7種類あります。
グリセリン脂肪エステルだけでも9品目の化学物質があるため、実際は何十種類もの化学物質が使われていることになります。
これらの中には下痢を引き起こすものや、発がん性が疑われるもの、血管や心臓に悪影響を及ぼすトランス脂肪酸を多く含む物質があります。
また、ステアロイル乳酸カルシウムを含むエサをラットに食べさせた実験では脂肪肉芽腫(炎症の一種)ができたという報告があります。
乳化剤は乳化のほか、でんぷんやタンパク質が多い食品の品質改良に使用されたり、「消泡・色々な成分の分散を良くする」などの目的にも使用され、現在あらゆる加工食品に使用されている添加物です。
「乳化剤」と一括表示ができてしまう為、何の物質がいくつ使用されているか消費者には判断することができません。
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香料とは
合成香料として認められている化学物質は、デカノールやアセトアルデヒドなどの90化合物です。
エーテル類・エステル類・脂肪族高級アルデヒドなどの18種類は、約3000化合物があります。
「現在作れない味は無い」と言われていますがこの数字を見て理解できます。
香料は、化粧品や洗剤・シャンプーなどの日用品にも使用されていますが、なかには発がん性のあるものもあります。
乳化剤と同様に一括表示ができてしまうため、何の物質がいくつ使用されているのか、消費者には判断することができません。
食品に含まれる原材料や、洗剤などに含まれている成分を気にせずに購入している人の場合、
知らない間に毒性の強い化学物質を体に取り込み続けている可能性があります。
前述したように人工的につくられた化学物質は、体に蓄積されやすく排出されにくいため注意が必要です。
脂肪に蓄積されやすいため、ダイエットの妨げにもなります。
それは乳化剤や香料だけでなく、酸味料や人工甘味料・着色料・膨張剤・科学調味料などにも言えることです。
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チョコレートの効果
チョコレートには、以下の様な効果や働きがあります。
- 血液サラサラ
- 虫歯予防
- アレルギー症状の緩和
- 腸内環境を整える
- ガン予防
- 悪玉コレステロールの抑制
- ダイエット(脂肪燃焼促進)
- 高血圧予防
- ストレスの緩和
カカオマスポリフェノールは、血液をサラサラに保つ働きがあり、動脈硬化の予防に役立ちます。
また、ピロリ菌や病原性大腸菌の増殖を抑制・虫歯予防・ストレス解消・アレルギー症状の緩和にも働きます。
チョコレートにはテオブロミンという成分が含まれており、リラックス効果があると言われています。
※この成分は過剰に摂り過ぎると、利尿作用や興奮作用を高めてしまうことがあります。
更に、カカオに含まれる食物繊維により、便通を良くし腸内環境を整えます。
食物繊維
カカオには食物繊維が豊富に含まれているため、チョコレートを食べることで以下の様な効果が期待できます。
- 正常なコレステロール値を保つ
- 血糖値の上昇を緩やかにする
- がん予防
- 有害金属の排泄促進
- 整腸作用
- 免疫力アップ
食物繊維は、脂肪の吸収を緩やかにします。
余分な脂肪やコレステロールを包み込んで排出させたり、有害物質や発がん物質を吸着し早く体の外に追い出したり、腸の掃除などをしてくれます。
また、糖質の消化吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇を抑えるため糖尿病の予防にもなります。
更に、消化管内で膨潤し食塊のかさを増し、胃内での滞留時間を延長させますので過食を防ぐことができます。
免疫機能の60~70%は「腸」に集中しているため、腸内環境を整えることは免疫力を高めることに繋がります。
腸の健康をつくっている善玉菌は、食物繊維の摂取によって増やすことができます。
高カカオチョコレート30gには、約5gの食物繊維が含まれています。
いかがでしたでしょうか。
健康のためにチョコレートを毎日食べるのであれば、乳化剤や香料などが入っていない本物のチョコレートを選ぶことが望ましいです。
また、砂糖が控えめなカカオの含有量が多いものを選ぶことで、様々な健康効果が期待できます。
(砂糖の替わりに、ココナッツネクターやアガベシュガーなどを使用したチョコレートも販売されています。)
ありがとうございました。
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