清見オレンジの栄養素と期待される効果 効能

清見オレンジの栄養素 くだもの

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清見(きよみ)は「清見オレンジ」とも呼ばれ、国内最初のタンゴール類の品種です。
清見の旬は2月~4月頃。

見た目はネーブルオレンジに似ています。
みかんの甘みを感じられ、オレンジの香りがするのが特徴です。

 

 

清見の栄養素

ビタミン
ミネラル
 ビタミンA  ナトリウム
 ビタミンE  カリウム
 ビタミンB1  カルシウム
 ビタミンB2  マグネシウム
 ナイアシン  リン
 ビタミンB6  鉄
 葉酸  亜鉛
 パントテン酸  銅
 ビオチン  マンガン
ビタミンC  クロム

その他
食物繊維
アミノ酸

 

●マークで太字が特に多く含まれ、□マークは次に多い栄養素(今回なし)。
無印のものは含有量が少なめの栄養素です。

●マークのビタミンCの働きや効果について説明したいと思います。

 

↓無印の栄養素についてはこちらから

不足しても過剰になっても病気になる!?必須ミネラルの働き
亜鉛は、体内の300種類を超える酵素の構成成分としてたんぱく質合成など様々な反応に関与し、生命活動に欠かせない重要なミネラルです。 血糖値を下げるインスリン、生殖に必要な女性ホルモンと男性ホルモンなど 重要な働きをするホルモンの合成や分泌に不可欠です。

 

以前、ネーブルオレンジについて書いたことがありますが、清見はネーブルと比べるとビタミンAの含有量が多いです。
葉酸・ビタミンC・カルシウムについては、ネーブルの方が多く含まれています。

ネーブルオレンジの栄養素と期待される効果 効能

 

 

ビタミンC

  • 抗酸化作用
  • コラーゲンの生成
  • 鉄の吸収アップ
  • 抗ストレス作用
  • 抗ヒスタミン作用
  • 利尿作用
  • ガン予防
  • 有害金属の毒性軽減

 

コラーゲンの合成促進や活性酸素の除去し多くの生理作用に役立ちます。

身体をつくるたんぱく質の1/3はコラーゲン。
コラーゲンは、血管・筋肉・骨・皮膚などの細胞をつなぎ丈夫に保ちます。
ビタミンCは、コラーゲンの合成を助けて皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症などが早く治ります。

 

抗酸化力が強いビタミンCは、体内の酸化を防ぎ動脈硬化を予防します。
また、悪玉のLDLコレステロールを減らし、善玉のHDLコレステロールを増やします。

さらに、血圧上昇の抑制・免疫力アップ・細菌の毒素中和・細菌感染症に対する抵抗力も高め良い事だらけです。

ビタミンCが不足すると欠乏症になり、強い疲労感や関節痛などを引き起こします。

 

その他ビタミンCの効果

  • 抗腫瘍作用
  • 尿酸を減らす
  • 血液中のアルコール排出促進
  • 寒冷抵抗力を高める
  • 痛みの軽減
  • ウイルスを殺す
  • 細菌の毒素中和

 

 

ビタミンCが不足する原因

厚生労働省によるビタミンCの食事摂取基準の推奨量は、12歳以上で1日100mgとされています。
ですが、わたしたちはその半分程しか摂取できていないと言われており、またストレスなどによってもビタミンCが多量に消費されています。

 

体内のビタミンCが不足する原因、不足しやすい人は以下の通りです。

  • 飲酒
  • 喫煙
  • 受動喫煙
  • ストレス
  • 大気汚染
  • 妊婦、授乳婦
  • 激しい運動をする人(大量の汗とともにビタミンCが失われます。)
  • 病気の人や、薬を常用している人
  • 高齢者
免疫力をアップさせる5つの必須栄養素 ビタミン編
細菌やウイルスなどに対して過剰な免疫反応を抑制し、必要な免疫機能を促進する働きもあります。 また、「β-ディフェンシン」という抗菌ペプチドを皮膚上に作らせ、バリア機能を高めることもわかっています。 そのため風邪やインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの感染症の発症・悪化の予防や、アレルギー症状の改善に効果が期待できま

 

βクリプトキサンチン

清見には、フィトケミカルのβクリプトキサンチン(カロテノイドの一種)が含まれています。

 

  • 骨、血管の強化
  • 骨粗しょう症の予防
  • 美肌効果
  • 生活習慣病の予防
  • 脂質異常症の予防

 

骨をつくるのを助け、骨の質を良くし骨粗しょう症を予防すると言われています。

また、メラニンが体内で作られるのを抑え肌の白さを保ちます。
βクリプトキサンチンはシミを減らす効果や、インスリンの働きを正常化し、にきびの発症を抑えることが報告されています。

血液中のβクリプトキサンチン濃度が高いと、動脈硬化・糖尿病・肝機能障害などの生活習慣病のリスクが低くなる事がわかっています。

 

βクリプトキサンチンは、牛乳やヨーグルトなどの乳製品と一緒に摂取することで、吸収率がアップすることがわかっています。

 

 

フィトケミカル(ファイトケミカル)とは

植物が紫外線や有害物質、害虫や外敵などから自身を守るために作り出す物質です。
野菜や果物、豆類などの植物性食品に、色素・香り・苦み・あくなどの成分として含まれています。
フィトケミカルの多くは強い抗酸化作用があるため、老化や病気を防ぎ健康を維持するのに役立ちます。

 

主なフィトケミカル

  • カロテノイド(赤・黄・オレンジ色の色素成分)
  • ポリフェノール(色素、あくや苦みなどの成分)
  • イオウ化合物(にんにくなどの臭いや、大根などの辛み成分)
  • フコイダン(食物繊維の一種で海藻に含まれる)
  • βグルカン(食物繊維の一種できのこに多く含まれる)

フィトケミカルは多種類を摂ることで機能を発揮するので、色々な食品をバランスよく取ることが大切です。

 

 

清見の薄皮は捨てちゃダメ!?

みかんの白い薄皮や筋をきれいに取ってから食べる人を見かけることがあります。
あの薄皮と筋には水溶性食物繊維のペクチンが豊富に含まれているので便秘解消に役立ちます。
それは清見も同じです。
健康維持や増進のためには捨てずに食べた方がいいです!

 

薄皮と筋に含まれるポリフェノールの効果

  • 抗酸化作用
  • 毛細血管強化
  • 血流改善
  • 抗アレルギー作用
  • 発がん抑制

 

このポリフェノールは、ビタミンPの働きをします。
ビタミンPはビタミン様物質で、ビタミンCの機能を助ける作用があります。

高血圧を予防したり、免疫力を高めて風邪を引きにくくし、また出血性の病気の予防にも効果があると言われています。

 

 

活性酸素

活性酸素は、体を作っている脂質やたんぱく質などを傷つけ過酸化脂質を発生させます。
そして過酸化脂質は、ガンなど様々な病気の元になり、またシミやしわなども引き起こします。

よって体内の活性酸素を増やさないように気を付け、減らすことで老化を防止し健康を維持できます。

活性酸素は、、抗酸化作用のあるビタミンCを摂取する事で抑制できます。
また、ビタミンEやポリフェノール・カロテノイドも強い抗酸化作用があります。
 
※体内には、活性酸素を消去する機能が備わっていますが、この機能は加齢とともに低下します。
 

 
活性酸素が増える原因

  • 喫煙
  • 受動喫煙
  • 大量の飲酒
  • 過度のストレス
  • 過度の運動
  • 栄養の偏り
  • 紫外線
  • 排気ガス
  • 農薬

 

 

 

いかがでしたでしょうか。
清見1個でたっぷりのビタミンCを摂ることができます。
ビタミンAは、ネーブルオレンジの4倍多く含まれています。

どちらも抗酸化作用に優れるビタミンで、老化防止やガン予防などが期待でき、また皮膚や粘膜も強くするので感染症やアレルギーの予防にもなります。

皮は、食物繊維が豊富でポリフェノールも含まれているのでジャムなどに活用することで
栄養を余すことなく摂り込むことができます。

甘くて美味しい清見。
旬の時期になるとお店に並ぶのでぜひ食べてみて下さい。
ありがとうございました。

 

 

皮まで食べないともったいない!?みかんの栄養素と効果
ビタミンPはビタミン様物質で、ビタミンCの機能を助ける作用があります。 高血圧を予防したり、免疫力を高めて風邪を引きにくくします。 また、出血性の病気の予防にも効果があると言われています。
せとかの栄養素と期待される効果 効能
ビタミンAが不足すると、皮膚や粘膜が乾燥し感染症への抵抗力が弱くなり風邪などを引きやすくなります。 そのほか、皮膚や髪がかさつく・消化不良を起こす・爪がもろくなるなどの症状も起こります。 せとかには寒冷抵抗力を高めるビタミンCも豊富に含まれています。
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