さくらんぼの旬は5月~7月頃です。(品種により異なります)
そのまま食べたり、お菓子作りに使われるほか、パスタやサラダなどいろいろなお料理に使われています。
さくらんぼの栄養素
ビタミン |
ミネラル |
ビタミンA | ナトリウム |
ビタミンE | カリウム |
ビタミンB1 | カルシウム |
ビタミンB2 | マグネシウム |
ナイアシン | リン |
ビタミンB6 | 鉄 |
葉酸 | 亜鉛 |
パントテン酸 | 銅 |
ビオチン | マンガン |
ビタミンC | モリブデン |
その他
食物繊維
アミノ酸
さくらんぼには、これらの栄養素が少量含まれています。
●マークで太字が特に多く含まれ、□マークは次に多い栄養素。(両方今回なし)
無印のものは含有量が少なめの栄養素です。
10個(60g)あたり
今回は、さくらんぼに含まれている機能性成分の働きや効果について説明したいと思います。
↓さくらんぼに含まれているビタミン・ミネラルについてはこちらから
フィトケミカル(ファイトケミカル)
さくらんぼには、フィトケミカルのケルセチンとアントシアニンが含まれています。
どちらもポリフェノールの一種です。
フィトケミカルは、植物が紫外線や有害物質・害虫や外敵などから自身を守るために作り出す物質です。
野菜や果物、豆類などの植物性食品に、色素・香り・苦み・あくなどの成分として含まれています。
フィトケミカルの多くは強い抗酸化作用があるため、老化や病気を防ぎ健康を維持するのに役立ちます。
ケルセチン
- ダイエット効果
- 抗炎症作用
- 抗酸化作用
- 高血圧予防
- 免疫力アップ
ケルセチンは、脂肪分解酵素の活性化を促す働きがあるとされています。
肝臓に含まれる脂肪の燃焼・排出や消化官での脂肪吸収抑制などが期待されており、メタボリックシンドロームを抑制する働きがあると考えられています。
花粉症やアトピー性皮膚炎・気管支喘息などを引き起こす物質としてヒスタミンがありますが、ケルセチンがヒスタミンの働きを抑制しアレルギーなどの症状を軽減すると考えられています。
ケルセチンはビタミンPの働きをします。
ビタミンPはビタミン様物質で、ビタミンCの機能を助ける作用があります。
高血圧を予防したり、免疫力を高めて風邪を引きにくくし、また出血性の病気の予防にも効果があると言われています。
アントシアニン
- 毛細血管の強化
- 脳血管障害の予防
- 眼精疲労の予防、改善
- 視力回復
- 抗酸化作用
毛細血管を強化し血行を改善します。
血行が良くなれば、肩こりや頭痛・むくみを改善することができ、また精神安定や免疫力向上・脱毛の予防・美肌にもつながります。
また、アントシアニンは疲れ目の予防と改善や、視力回復効果があると言われています。
活性酸素
活性酸素は、体を作っている脂質やたんぱく質などを傷つけ過酸化脂質を発生させます。
そして過酸化脂質は、ガンや動脈硬化など様々な病気の元になり、またシミやしわなども引き起こします。
よって体内の活性酸素を増やさないように気を付け、減らすことで老化を防止し健康を維持できます。
活性酸素は、抗酸化作用のあるポリフェノールを摂取する事で抑制できます。
また、ビタミンA・E・Cも強い抗酸化作用があります。
※体内には、活性酸素を消去する機能が備わっていますが、この機能は加齢とともに低下します。
活性酸素が増える原因
- 喫煙
- 受動喫煙
- 大量の飲酒
- 過度のストレス
- 過度の運動
- 栄養の偏り
- 紫外線
- 排気ガス
- 農薬
いかがでしたでしょうか。
さくらんぼには、ビタミンやミネラルが含まれていますが、含有量はそれほど多くありません。
ただポリフェノールが含まれているため、様々な病気の予防や美容に効果が期待できます。
そのまま食べるほか、ヨーグルトに入れたり、ジュースやスムージーにしたりいろいろなアレンジも楽しめます。
旬の時期、美容や健康・水分補給にぜひ食べてみて下さい(^o^)/
ありがとうございました。