スイカの栄養素と期待される効果 効能

スイカの栄養素 くだもの

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スイカの旬は5月~8月頃です。

そのまま食べたり、お菓子作りに使われるほか、パスタやサラダなどいろいろなお料理にも使われています。
スイカの中果皮(白い部分)は、炒め物や漬物にしたり、スープやお味噌汁に入れても美味しいです。

 

 

スイカの栄養素

ビタミン
ミネラル
□ビタミンA  ナトリウム
 ビタミンE  カリウム
 ビタミンB1  カルシウム
 ビタミンB2  マグネシウム
 ナイアシン  リン
□ビタミンB6  鉄
 葉酸  亜鉛
 パントテン酸  銅
 ビオチン  マンガン
□ビタミンC  モリブデン

その他
食物繊維
アミノ酸

 

スイカには、これらの栄養素が含まれています。

●マークで太字が特に多く含まれ(今回なし)、□マークは次に多い栄養素。
無印のものは含有量が少なめの栄養素です。
225g(小玉1/8カット)あたり

□マークの働きや効果について説明したいと思います。

 

↓無印の栄養素についてはこちらから

13種類のビタミンは体内でどう働くのか

不足しても過剰になっても病気になる!?必須ミネラルの働き

 

 

ビタミンA

スイカに含まれるβカロテンが体内でビタミンAに変わります。

  • 皮膚、粘膜を健康に保つ
  • 成長促進
  • 抗酸化作用
  • ガン予防
  • 免疫力アップ

 

周りが暗くなり慣れてくると見えるようになるのは、ビタミンAがあるからです。
色の違いを見分ける力もビタミンAの働きによるもので、視覚と視力を正常に保つのに不可欠な栄養素です。
不足すると暗い所で物を見る機能が低下します。

ビタミンAは皮膚や消化器官などの上皮の機能を守りウィルスの侵入を防ぎ、また活性酸素を消去する抗酸化作用があるため、ガンや動脈硬化・心疾患などの予防に役立ちます。

 

不足すると
ビタミンAは、子どもの骨の成長に大事な働きをするため不足すると成長障害などの原因になります。
また、皮膚や粘膜が乾燥し感染症への抵抗力が弱くなり風邪などを引きやすくなります。
そのほか、皮膚や髪がかさつく・消化不良を起こす・爪がもろくなるなどの症状も起こります。

 

免疫力をアップさせる5つの必須栄養素 ビタミン編

ビタミンB6

  • 筋肉をつくる
  • 脂肪肝の予防
  • 脳の興奮を鎮める
  • 月経前症候群(PMS)を防ぐ
  • 有害金属の毒性軽減

 

たんぱく質を分解してエネルギーに変え、分解したアミノ酸で筋肉・血液などをつくり、また脂質もエネルギーに変え脂質が溜まるのを防ぎます。

更に、神経伝達物質の合成を助け脳を正常に保つ働きがあります。
ビタミンB6は、幸せホルモンのセロトニンの合成に関与しているため、精神の安定につながる栄養素です。
ビタミンB6の補充により、気分のむら・イライラ・もの忘れ・不安などの症状が緩和できることがいくつかの研究で示されています。

 

ビタミンB6は、腸内細菌がつくることもできるので、欠乏症はあまり起こりません。
しかし、たんぱく質の摂取量が多いほど必要になります。
また、妊娠中や月経前・抗生物質を長期服用している場合などは、不足に注意しなければなりません。

 

欠乏症状

  • 食欲不振
  • 成長の抑制
  • 脂漏性皮膚炎
  • 口内炎
  • 口角炎
  • 結膜炎
  • 貧血
  • 手足のしびれ

 

メロンの栄養素と期待される効果 効能

 

ビタミンC

  • 抗酸化作用
  • コラーゲンの生成
  • 鉄の吸収アップ
  • 抗ストレス作用
  • 抗ヒスタミン作用
  • 利尿作用
  • ガン予防
  • 有害金属の毒性軽減

 

コラーゲンの合成促進や活性酸素の除去し多くの生理作用に役立ちます。

身体をつくるたんぱく質の1/3はコラーゲン。
コラーゲンは、血管・筋肉・骨・皮膚などの細胞をつなぎ丈夫に保ちます。
ビタミンCは、コラーゲンの合成を助けて皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症などが早く治ります。

 

抗酸化力が強いビタミンCは、体内の酸化を防ぎ動脈硬化を予防します。
また、悪玉のLDLコレステロールを減らし、善玉のHDLコレステロールを増やします。

さらに、血圧上昇の抑制や免疫力アップ・細菌感染症に対する抵抗力も高め良い事だらけです。

ビタミンCが不足すると欠乏症になり、強い疲労感や関節痛などを引き起こします。

 

その他ビタミンCの効果

  • 抗腫瘍作用
  • 尿酸を減らす
  • 血液中のアルコール排出促進
  • 寒冷抵抗力を高める
  • 痛みの軽減
  • ウイルスを殺す
  • 細菌の毒素中和

 

 

ビタミンCが不足する原因

厚生労働省によるビタミンCの食事摂取基準の推奨量は、12歳以上で1日100mgとされています。
ですが、わたしたちはその半分程しか摂取できていないと言われており、またストレスなどによってもビタミンCが多量に消費されています。

 

体内のビタミンCが不足する原因、不足しやすい人は以下の通りです。

  • 飲酒
  • 喫煙
  • 受動喫煙
  • ストレス
  • 大気汚染
  • 妊婦、授乳婦
  • 激しい運動をする人(大量の汗とともにビタミンCが失われます。)
  • 病気の人や、薬を常用している人
  • 高齢者

 

 

フィトケミカル(ファイトケミカル)

スイカには、フィトケミカルのリコペンシトルリンが含まれています。

フィトケミカルは、植物が紫外線や有害物質・害虫や外敵などから自身を守るために作り出す物質です。
野菜や果物、豆類などの植物性食品に、色素・香り・苦み・あくなどの成分として含まれています。
フィトケミカルの多くは強い抗酸化作用があるため、老化や病気を防ぎ健康を維持するのに役立ちます。

 

 

リコペン(リコピン)

スイカに含まれる赤い色素のリコペンは、強い抗酸化作用があります。
強力な抗酸化作用により、体内で増加し過ぎた活性酸素を除去し、様々な病気の予防や美容効果が期待できます。

 

  • 血流改善
  • 肥満予防
  • ガン予防
  • 美肌効果
  • 視覚障害の予防、改善

 

悪玉(LDL)コレステロールの酸化を抑え血流を改善します。
血流が改善すると代謝がアップするため、肥満予防につながります。

活性酸素を抑制することは肌細胞を守り、健康な肌を保持することができ、また視力や目の粘膜を正常に保つことができます。

 

ゴールドキウイのビタミンCはグリーンキウイの2倍!

 

シトルリン

一酸化窒素の産生を促す作用があります。
一酸化窒素は、血管を広げ血流をよくする働きがあります。
これにより以下の様な効果が期待できます。

 

  • 冷え性改善
  • むくみ改善
  • 動脈硬化予防
  • 筋肉増強
  • 運動機能増強
  • 免疫力アップ
  • 美肌効果

 

 

活性酸素

活性酸素は、体を作っている脂質やたんぱく質などを傷つけ過酸化脂質を発生させます。
そして過酸化脂質は、ガンや動脈硬化など様々な病気の元になり、またシミやしわなども引き起こします。

よって体内の活性酸素を増やさないように気を付け、減らすことで老化を防止し健康を維持できます。

活性酸素は、抗酸化作用のあるリコペンとシトルリンを摂取する事で抑制できます。
また、ビタミンA・E・Cも強い抗酸化作用があります。

※体内には、活性酸素を消去する機能が備わっていますが、この機能は加齢とともに低下します。

 

活性酸素が増える原因

  • 喫煙
  • 受動喫煙
  • 大量の飲酒
  • 過度のストレス
  • 過度の運動
  • 栄養の偏り
  • 紫外線
  • 排気ガス
  • 農薬

 

キウイフルーツに含まれる栄養素とその働き

 

スイカには、抗酸化作用のあるビタミンA・ビタミンC・リコペン・シトルリンが含まれています。
旬の時期、美容や健康・水分補給にぜひ積極的に食べてみてはいかがでしょうか。
ありがとうございました。