メロンの栄養素と期待される効果 効能

メロンの栄養素 くだもの

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温室メロンは通年栽培されていますが、露地物の旬は4月~7月頃です。
そのままでも勿論美味しいですが、凍らせてシャーベットにしたり、サラダに入れても美味しいです。

 

 

メロンの栄養素

ビタミン
ミネラル
 ビタミンA  ナトリウム
 ビタミンE □カリウム
 ビタミンB1  カルシウム
 ビタミンB2  マグネシウム
 ナイアシン  リン
 ビタミンB6  鉄
 葉酸  亜鉛
 パントテン酸  銅
 ビオチン  マンガン
ビタミンC  モリブデン

その他
食物繊維
アミノ酸

 

メロンには、これらの栄養素が含まれています。

●マークで太字が特に多く含まれ、□マークは次に多い栄養素。
無印のものは含有量が少なめの栄養素です。
138g(1/4個)あたり

●マークと□マークの働きや効果について説明したいと思います。

 

↓無印の栄養素についてはこちらから


不足しても過剰になっても病気になる!?必須ミネラルの働き
亜鉛は、体内の300種類を超える酵素の構成成分としてたんぱく質合成など様々な反応に関与し、生命活動に欠かせない重要なミネラルです。 血糖値を下げるインスリン、生殖に必要な女性ホルモンと男性ホルモンなど 重要な働きをするホルモンの合成や分泌に不可欠です。

 

 

●ビタミンC

  • 抗酸化作用
  • コラーゲンの生成
  • 鉄の吸収アップ
  • 抗ストレス作用
  • 抗ヒスタミン作用
  • 利尿作用
  • ガン予防
  • 有害金属の毒性軽減

 

コラーゲンの合成促進や活性酸素の除去し多くの生理作用に役立ちます。

身体をつくるたんぱく質の1/3はコラーゲン。
コラーゲンは、血管・筋肉・骨・皮膚などの細胞をつなぎ丈夫に保ちます。
ビタミンCは、コラーゲンの合成を助けて皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症などが早く治ります。

 

抗酸化力が強いビタミンCは、体内の酸化を防ぎ動脈硬化を予防します。
また、悪玉のLDLコレステロールを減らし、善玉のHDLコレステロールを増やします。

さらに、血圧上昇の抑制や免疫力アップ・細菌感染症に対する抵抗力も高め良い事だらけです。

ビタミンCが不足すると欠乏症になり、強い疲労感や関節痛などを引き起こします。

 

その他ビタミンCの効果

  • 抗腫瘍作用
  • 尿酸を減らす
  • 血液中のアルコール排出促進
  • 寒冷抵抗力を高める
  • 痛みの軽減
  • ウイルスを殺す
  • 細菌の毒素中和

 

 

ビタミンCが不足する原因

厚生労働省によるビタミンCの食事摂取基準の推奨量は、12歳以上で1日100mgとされています。
ですが、わたしたちはその半分程しか摂取できていないと言われており、またストレスなどによってもビタミンCが多量に消費されています。

 

体内のビタミンCが不足する原因、不足しやすい人は以下の通りです。

  • 飲酒
  • 喫煙
  • 受動喫煙
  • ストレス
  • 大気汚染
  • 妊婦、授乳婦
  • 激しい運動をする人(大量の汗とともにビタミンCが失われます。)
  • 病気の人や、薬を常用している人
  • 高齢者

 

免疫力をアップさせる5つの必須栄養素 ビタミン編
細菌やウイルスなどに対して過剰な免疫反応を抑制し、必要な免疫機能を促進する働きもあります。 また、「β-ディフェンシン」という抗菌ペプチドを皮膚上に作らせ、バリア機能を高めることもわかっています。 そのため風邪やインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの感染症の発症・悪化の予防や、アレルギー症状の改善に効果が期待できま

 

□カリウム

  • 浸透圧の調整
  • 心臓や筋肉の機能調整
  • 高血圧予防
  • 利尿作用

 

カリウムの多くは、細胞内に分布しています。
細胞外液に多く分布するナトリウムと協力して心臓の拍動や神経伝達をスムーズに調整します。
水分量も調節し筋肉も動かしています。

また、カリウムを摂取することでナトリウムの排出を促し血圧を正常に保ちます。
酸とアルカリの平衡を保ち、酵素反応を調整しエネルギー代謝にも関与しています。

 

ナトリウムと協力して働くカリウム
メロン自体は、ナトリウムが少なめですが現代人は塩分過多気味の人が多く、通常の食事をしていれば体内のナトリウムが欠乏するような事はありません。
塩分過多により体内調整でカリウムが使われ、カリウム欠乏にならないように気を付けなければなりません。
つまり、塩分の摂り過ぎに気を付け、カリウムを積極的に摂ることが大切です。
カリウムは水溶性のため調理の際は失わないように気を付けましょう。

 カリウムは腎不全の場合には禁忌です。
また、腎臓の機能が低下している人はカリウム制限が必要になります。

 

 

フィトケミカル(ファイトケミカル)

メロンには、フィトケミカルのGABA(アミノ酸の一種)とシトルリンが含まれています。

 

フィトケミカルは、植物が紫外線や有害物質・害虫や外敵などから自身を守るために作り出す物質です。
野菜や果物、豆類などの植物性食品に、色素・香り・苦み・あくなどの成分として含まれています。
フィトケミカルの多くは強い抗酸化作用があるため、老化や病気を防ぎ健康を維持するのに役立ちます。

 

主なフィトケミカル

  • カロテノイド(赤・黄・オレンジ色の色素成分)
  • ポリフェノール(色素、あくや苦みなどの成分)
  • イオウ化合物(にんにくなどの臭いや、大根などの辛み成分)
  • フコイダン(食物繊維の一種で海藻に含まれる)
  • βグルカン(食物繊維の一種できのこに多く含まれる)

フィトケミカルは多種類を摂ることで機能を発揮するので、色々な食品をバランスよく取ることが大切です。

 

 

GABA

神経伝達物質として働き、ストレスを和らげて脳の興奮を鎮める効果があるとされている成分です。
ギャバは、深く質の良い睡眠を保つ効果があることが確認されています。

また、肝臓や腎臓の働きを高めたり、血圧を上げる酵素をブロックする働きがあります。
更に、成長ホルモン分泌を促進したり、コレステロールを下げる作用もあります。

 

GABAが不足すると、興奮系の神経伝達物質が過剰に分泌するのを抑制することができなくなり、リラックスできない状態が続いてしまいます。
GABAはストレスや加齢により体内生産量が減少していくため、日頃からGABAを含む食品を積極的に取ることが大切です。

 

 

シトルリン

一酸化窒素の産生を促す作用があります。
一酸化窒素は、血管を広げ血流をよくする働きがあります。
これにより以下の様な効果が期待できます。

 

  • 冷え性改善
  • むくみ改善
  • 動脈硬化予防
  • 筋肉増強
  • 運動機能増強
  • 免疫力アップ
  • 美肌効果

また、シトルリンは抗酸化作用があるため生活習慣病の予防にも役立ちます。

 

 

活性酸素

活性酸素は、体を作っている脂質やたんぱく質などを傷つけ過酸化脂質を発生させます。
そして過酸化脂質は、ガンや動脈硬化など様々な病気の元になり、またシミやしわなども引き起こします。

よって体内の活性酸素を増やさないように気を付け、減らすことで老化を防止し健康を維持できます。

活性酸素は、抗酸化作用のあるシトルリンを摂取する事で抑制できます。
また、ビタミンAやビタミンC・Eも強い抗酸化作用があります。

※体内には、活性酸素を消去する機能が備わっていますが、この機能は加齢とともに低下します。

 

活性酸素が増える原因

  • 喫煙
  • 受動喫煙
  • 大量の飲酒
  • 過度のストレス
  • 過度の運動
  • 栄養の偏り
  • 紫外線
  • 排気ガス
  • 農薬

 

キウイフルーツに含まれる栄養素とその働き

 

いかがでしたでしょうか。
メロンにはガンや動脈硬化を予防し、またLDLコレステロールを減らすなど様々な作用があるビタミンCや、心臓や筋肉の機能調整をしたり、高血圧を予防するカリウムが豊富に含まれています。
また安眠効果があるGABAや、美肌効果などがあるシトルリンも含まれています。

果肉がオレンジ色のメロンのビタミンA含有量は、果物の中でトップクラスです。

メロンはヨーグルトに入れたり、ジュースやスムージーにしたりいろいろなアレンジも楽しめます。
旬の時期、美容や健康・水分補給にぜひ食べてみて下さい(^o^)/
ありがとうございました。

 

 

スイカの栄養素と期待される効果 効能
リコピンは悪玉(LDL)コレステロールの酸化を抑え血流を改善します。 血流が改善すると代謝がアップするため、肥満予防につながります。 活性酸素を抑制することは肌細胞を守り、健康な肌を保持することができ、また目の粘膜を正常に保つことができます。
ゴールドキウイのビタミンCはグリーンキウイの2倍!
毛細血管を広げて血行を良くするので、血行不良による冷え性・肩こり・頭痛などの症状も和らげます。 喫煙者やストレスのひどい人・飲酒する人・激しい運動をする人などは、ビタミンCの消耗が特に激しいため摂取基準に関わらず積極的に摂取することが大切です。