いちじくの栄養素と期待される効果 効能

いちじくの栄養素 くだもの

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

 

いちじくの旬は6月~10月頃です。
甘みが強く香り豊かなのが特徴で、完熟いちじくは皮ごと食べることができます。
そのまま食べたり、ジャムやお菓子作りに使われるほか、パスタやサラダなどいろいろなお料理に使われています。

 

 

いちじくの栄養素

ビタミン
ミネラル
 ビタミンA  ナトリウム
 ビタミンE  カリウム
 ビタミンB1  カルシウム
 ビタミンB2  マグネシウム
 ナイアシン  リン
 ビタミンB6  鉄
 葉酸  亜鉛
 パントテン酸  銅
 ビオチン  マンガン
 ビタミンC □モリブデン

その他
食物繊維
アミノ酸

 

イチジクには、これらの栄養素が含まれています。

●マークで太字が特に多く含まれ(今回なし)、□マークは次に多い栄養素。
無印のものは含有量が少なめの栄養素です。
1個(94g)あたり

□マーク、モリブデンの働きや効果について説明したいと思います。

 

↓無印の栄養素についてはこちらから

13種類のビタミンは体内でどう働くのか
不足しても過剰になっても病気になる!?必須ミネラルの働き

 

 

モリブデン

肝臓・腎臓・副腎に多く含まれており尿酸を作る酵素や、悪酔いの原因物質「アセトアルデヒド」を処理する酵素の構成成分として重要な役割を担っています。

 

  • 肝臓、腎臓で有害物質を分解
  • 糖質、脂質の代謝
  • 二日酔い予防
  • 虫歯予防
  • 鉄を利用しやすくし貧血を予防

 

モリブデンは、プリン体が尿酸に分解するのを助け、それを尿に排泄する働きがあります。
また、糖質や脂質の代謝を進めてエネルギーになるのを助けます。

さらに、体内に溜まった亜硫酸毒素を分解するため、虫歯の予防にも役に立つと言われています。

 

モリブデンは、吸収されやすく尿として速やかに排出されるので体内で過剰になることはありません。
また微量ミネラルで、必要量が少なく通常の食生活で欠乏することはないと言われています。
必要量は少ないですが、上記でわかるように生命活動を維持するのに重要な役割を担っています。
それはその他のミネラルでも言えることです。(マンガン・ヨウ素・クロム・セレンなど)

 

びわの栄養素と期待される効果 効能

 

フィトケミカル(ファイトケミカル)とは

イチジクには、フィトケミカルのルチンアントシアニンが含まれています。
どちらもポリフェノールの一種。

フィトケミカルは、植物が紫外線や有害物質、害虫や外敵などから自身を守るために作り出す物質です。
野菜や果物、豆類などの植物性食品に、色素・香り・苦み・あくなどの成分として含まれています。
フィトケミカルの多くは強い抗酸化作用があるため、老化や病気を防ぎ健康を維持するのに役立ちます。

 

主なフィトケミカル

  • カロテノイド(赤・黄・オレンジ色の色素成分)
  • ポリフェノール(色素、あくや苦みなどの成分)
  • イオウ化合物(にんにくなどの臭いや、大根などの辛み成分)
  • フコイダン(食物繊維の一種で海藻に含まれる)
  • βグルカン(食物繊維の一種できのこに多く含まれる)

フィトケミカルは多種類を摂ることで機能を発揮するので、色々な食品をバランスよく取ることが大切です。

 

ルチン

  • 毛細血管の強化
  • 血圧降下作用
  • 動脈硬化予防
  • 心臓病予防
  • ビタミンCの吸収をよくする

 

ルチンは毛細血管をやわらかく保ち、血流をよくする働きがあり、また血管の健康を維持して出血を防ぎます。

 

アントシアニン

  • 毛細血管の強化
  • 脳血管障害の予防
  • 眼精疲労の予防、改善
  • 視力回復

 

毛細血管を強化し血行を改善します。
血行が良くなれば、肩こりや頭痛・むくみを改善することができ、
また精神安定や免疫力向上・脱毛の予防・美肌にもつながります。

また、アントシアニンは疲れ目の予防と改善や、視力回復効果ががあると言われています。

 

柿が赤くなると医者が青くなる!?

 

 

活性酸素

活性酸素は、体を作っている脂質やたんぱく質などを傷つけ過酸化脂質を発生させます。
そして過酸化脂質は、ガンや動脈硬化など様々な病気の元になり、またシミやしわなども引き起こします。

よって体内の活性酸素を増やさないように気を付け、減らすことで老化を防止し健康を維持できます。

活性酸素は、抗酸化作用のあるルチンやアントシアニンを摂取する事で抑制できます。
また、ビタミンA・E・Cも強い抗酸化作用があります。

※体内には、活性酸素を消去する機能が備わっていますが、この機能は加齢とともに低下します。

 

活性酸素が増える原因

  • 喫煙
  • 受動喫煙
  • 大量の飲酒
  • 過度のストレス
  • 過度の運動
  • 栄養の偏り
  • 紫外線
  • 排気ガス
  • 農薬

 

マンゴーの栄養素と期待される効果 効能

 

食物繊維

イチジクには食物繊維(ペクチン)が含まれています。

 

  • 整腸作用
  • 正常なコレステロール値を保つ
  • がん予防
  • 高血圧の上昇を抑制
  • 有害金属の排泄促進
  • 血糖値の上昇を緩やかにする
  • 免疫力アップ

 

食物繊維は、脂肪の吸収を緩やかにします。
余分な脂肪を包み込んで排出しコレステロールを低下させたり、有害物質や発がん物質を吸着し早く体の外に追い出したり、腸の掃除などをしてくれます。

また、糖質の消化吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇を抑えるため糖尿病の予防にもなります。
更に、消化管内で膨潤し食塊のかさを増し、胃内での滞留時間を延長させますので過食を防ぐことができます。

免疫機能の60~70%は「腸」に集中しているため、腸内環境を整えることは免疫力を高めることに繋がります。
腸の健康をつくっている善玉菌は、食物繊維の摂取によって増やすことができます。

腸内環境を改善して免疫力をアップさせる食材 オリゴ糖編

 

食塊(しょっかい) 唾液と混ぜ合わせて出来た、まとまりがある塊の食物

 

 

イチジクには、二日酔いを予防するモリブデンが豊富に含まれています。
また、抗酸化作用のあるルチンとアントシアニン、便秘解消に役立つ食物繊維も含まれています。
旬の時期、美容や健康維持にぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
ありがとうございました。