水菜を食べると善玉コレステロールが増える!?

水菜の栄養素 春の野菜

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水菜の旬は12月~3月です。
サラダや鍋物、和え物などいろいろなお料理に使えます。
今回は、シャキシャキの食感が美味しい水菜について書かせていただきたいと思います。

 

水菜の栄養素

ビタミン
ミネラル
□ビタミンA  ナトリウム
□ビタミンE □カリウム
ビタミンK □カルシウム
 ビタミンB1  マグネシウム
 ビタミンB2  リン
 ナイアシン □鉄
□ビタミンB6  亜鉛
葉酸  銅
 パントテン酸  マンガン
 ビオチン  ヨウ素
ビタミンC  セレン
   クロム
  モリブデン

その他
食物繊維

 

水菜には、これらの栄養素が含まれています。
100gあたり

●マークで太字が特に多く含まれ、□マークは次に多い栄養素。
無印のものは含有量が少なめの栄養素です。

●マークの働きや効果について説明したいと思います。

 

↓□マークと無印の栄養素についてはこちらから


不足しても過剰になっても病気になる!?必須ミネラルの働き
亜鉛は、体内の300種類を超える酵素の構成成分としてたんぱく質合成など様々な反応に関与し、生命活動に欠かせない重要なミネラルです。血糖値を下げるインスリン、生殖に必要な女性ホルモンと男性ホルモンなど重要な働きをするホルモンの合成や分泌に不可欠です。

 

 

ビタミンK

  • 血液凝固成分を作る
  • 骨や歯の形成

 

血液を凝固させるにはビタミンKが必要です。
血液凝固成分により出血しても自然に止血するのです。
また、骨のカルシウム石灰化にも関わり骨の形成に重要な役割を果たしています。

ビタミンKが欠乏すると出血が止まりにくくなります。
また、骨粗しょう症にならないためにもカルシウム・ビタミンDと共に欠乏しないように気を付けなければなりません。

 

 

葉酸(ビタミンB群)

  • 貧血予防
  • 皮膚、粘膜の強化
  • 動脈硬化予防
  • 胎児の正常な発育

 

葉酸は、ビタミンB12と共に全身に酸素を運ぶ赤血球をつくります。
鉄を摂っていても葉酸とビタミンB12が不足すると貧血になります。

 

皮膚や粘膜を強くする葉酸(ビタミンB12と共に)。
皮膚や粘膜は、最初にウイルスや細菌などの外敵にさらされる器官であるため、強化することで外敵の侵入を防ぐことができ感染症やアレルギーなどを予防することができます。

※体にある粘膜は、鼻や口の中の粘膜・のどの粘膜・胃や腸の粘膜・膀胱や子宮の粘膜などといった様にたくさんの粘膜があります。

 

ビタミンB12は、魚介類やレバー・焼きのりに多く含まれています。
かつお節出汁や煮干し出汁のお鍋などに水菜を入れたり、魚料理に水菜を添えたり、一緒に炒めるなどして食べると良いでしょう。

この葉酸とビタミンB12の組み合わせが、動脈硬化も予防します。

 

↓かつお出汁を使った良い組み合わせ!

栗原はるみの油揚げと水菜の煮びたし

栗原はるみさんのレシピ | 油揚げと水菜の煮びたし つゆごと一緒に

 

↓こちらも良い組み合わせです。「キューピー3分クッキング」

 

ビタミンC

  • 抗酸化作用
  • コラーゲンの生成
  • 鉄の吸収アップ
  • 抗ストレス作用
  • 有害金属の毒性軽減

 

コラーゲンの合成促進や活性酸素の除去し多くの生理作用に役立ちます。
身体をつくるたんぱく質の1/3はコラーゲンです。
コラーゲンは、血管・筋肉・骨・皮膚などの細胞をつなぎ丈夫に保ちます。
ビタミンCは、コラーゲンの合成を助けて皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症などが早く治ります。

 

抗酸化力が強いビタミンCは、体内の酸化を防ぎ動脈硬化を予防します。
また、悪玉のLDLコレステロールを減らし、善玉のHDLコレステロールを増やします。

さらに、血圧の上昇を抑え、免疫力もアップし良い事だらけです。
不足すると欠乏症になり、強い疲労感や関節痛などを引き起こします。

植物性食品の鉄は、吸収されにくいですがビタミンCを一緒に摂ることで吸収しやすくなります。
水菜には、鉄も含まれていますのでビタミンCの効果に加え、貧血も予防できるというわけです。

 

免疫力をアップさせる5つの必須栄養素 ビタミン編
細菌やウイルスなどに対して過剰な免疫反応を抑制し、必要な免疫機能を促進する働きもあります。また、「β-ディフェンシン」という抗菌ペプチドを皮膚上に作らせ、バリア機能を高めることもわかっています。そのため風邪やインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの感染症の発症・悪化の予防や、アレルギー症状の改善に効果が期待できま

 

 

水に溶けてしまうビタミンを摂取するには

水溶性ビタミンは、B1・B2・ナイアシン・B6・B12・葉酸・パントテン酸・ビオチン・Cの9種類です。

これらは、煮汁に流出し長時間水にさらしたりすることでも流出してしまいます。
塩ゆでにすると少しは、流出を抑制できるそうですが。
先にカットせずにさっと洗い、蒸したり、またお味噌汁や炒め物などに使用してください。

よく洗う事で残留農薬を落とすことができますが、農薬を体内に入れずにビタミンを摂取するには無農薬のものを選ぶしかありません。
せっかくビタミンを摂取しても、有害な化学物質を体に取り込んでしまえば意味がありません。
ただ、無農薬野菜は簡単に手に入らないのが現状で、自然食品屋さんで見かけるものも低減農薬のものばかりです。

※農薬の使用量は野菜により異なり、少量の場合もあれば多量に使用している場合もあります。
時期などにもより、市販のものでも農薬の使用量が少ないものも置いてある場合があります。

 

 

モリブデン

肝臓・腎臓・副腎に多く含まれており尿酸を作る酵素や、悪酔いの原因物質「アセトアルデヒド」を処理する酵素の構成成分として重要な役割を担っています。

 

  • 肝臓、腎臓で有害物質を分解
  • 糖質、脂質の代謝
  • 二日酔い予防
  • 虫歯予防
  • 鉄を利用しやすくし貧血を予防

 

モリブデンは、プリン体が尿酸に分解するのを助け、それを尿に排泄する働きがあります。
また、糖質や脂質の代謝を進めてエネルギーになるのを助けます。

さらに、体内に溜まった亜硫酸毒素を分解するため、虫歯の予防にも役に立つと言われています。

 

モリブデンは、吸収されやすく尿として速やかに排出されるので体内で過剰になることはありません。
また微量ミネラルで、必要量が少なく通常の食生活で欠乏することはないと言われています。
必要量は少ないですが、上記でわかるように生命活動を維持するのに重要な役割を担っています。
それはその他のミネラルでも言えることです。(マンガン・ヨウ素・クロム・セレンなど)

 

サニーレタスはビタミンの宝庫だった!
過酸化脂質は、ガンなど様々な病気の元になり、またシミやしわなども引き起こします。体内の活性酸素を減らすことで老化を防止し健康を維持できます。活性酸素は、抗酸化物質のβカロテン・ビタミンE・ビタミンCを摂取することで減らすことができます。

 

水菜には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
コレステロールが気になる人は、ビタミンCの豊富な水菜を食べることで改善が期待できるかもしれません。
ビタミンCの含有量は、野菜の中ではトップクラス!
ぜひ、毎日のお料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

有機 水菜 茨城県産 無農薬栽培 1把

 

大根の葉で美肌に!?動脈硬化予防にも!
大根菜はビタミン類が得に豊富で、大根本体は特にミネラルが豊富に含まれています。一緒に食べることでたっぷりの栄養を摂ることができ滋養強壮が期待できそうです。